第32回全日本武術太極拳選手権大会に参加したので競技について説明します

20150711OKUGAI

 

 

 

 

 

 

 

 

創造と工夫、心に明かりを
———-
2015年7月10日から12日まで、東京体育館で「第32回全日本武術太極拳選手権大会」が開催されました。
中年会社員武術家JunoIwamiも昨年に引き続き出場しました。

今回はこの大会と、わたしが参加した部門「伝統競技部門」について説明します。

中国拳法といえば太極拳が真っ先に出てきますが、この大会では実に様々な拳法を見る事ができます。

目次

どんな大会なの?

一言でいってしまえば、年に一度開催される日本最大規模の中国拳法の演武会です。
日本武術太極拳連盟

「武術太極拳」という単語はあまり聞きなれない言葉ですが、中国拳法の型をおこなう演武、表演の事です。
太極拳を中心に日本中から様々な拳法を身につけた拳法家達がしのぎを削る大会です。

どんな拳法がみられるの?

大会の名前になっている太極拳はもちろんの事、様々な種類を見る事ができます。
近接戦に強く、漫画や格闘ゲームでも有名な「八極拳」
跳躍動作をふんだんに使い、敏捷性と伸びやかな動作が特等的な「長拳」
映画などで多く見る象形拳(酔拳、螳螂拳など)

太極拳も規定、陳式、楊式、呉式、孫式があり、剣や刀、槍などの武器法もあります。
本当にたくさんの種類があります。

で、結局なにに出場したの?

わたしがエントリーしたのは「伝統競技部門」です。
この部門は伝統拳術A~C、伝統器械(武器法)の4つの分類になっており
わたしが日頃練習し、演武する内容として選んだ「形意拳」はこのなかの伝統拳術Aになります。
他にも八卦掌(はっけしょう),心意六合拳(しんいろくごうけん)、八極拳などで参加した人たちが集まります。

伝統拳術Bは翻子拳(ほんしけん),劈掛掌(ひか、へきか),通背拳(つうひ),戳脚(たっきゃく)などがあり、日本ではマイナーですが中国拳法として古くからある流派が出てきます。

伝統拳術Cは先ほど挙げた象形拳(酔拳、地躺拳(ちしょうけん)螳螂拳など)をはじめ、伝統少林拳、査拳、華拳、洪拳などがあり、伝統競技部門のなかで「最も盛り上がる」部門です。

その他の詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
日本武術太極拳連盟

まとめ

様々な中国拳法がみられる「全日本武術太極拳選手権大会」
分類は6部門37種類になり、参加人数も1600人(前回エントリー人数)になります。
そうした大会はみるだけでも楽しいのですが、参加した事でもっと楽しい思いをしました。

———-
立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より