人の優しさと雪の神社の美しさにふれた年明け~2022年1月京都旅行
2022年の年明け
東京を離れて京都に出かけました
ひとり過ごすことを止めて友人たちと過ごしました
地域の神社ではなく、規模が大きく文化遺産レベルの神社に初詣に行きました。
いつもと違うパターンの年明けです。
友と語り、雪景色の貴船神社の美しさを楽しむ。
日本文化の素晴らしさを感じました。
京都の町と神社を巡る中で昨年から持ち越していた心のよどみが洗われる感覚。
年明けから人の優しさと風景の美しさにふれられたことで良いスタートを切ることが出来ました。
こうした機会を作ってくれた友人に感謝申し上げます。
目次
年明け、京都初詣へ
「京都行かない?」友人からお誘いがありました。
このブログでも度々登場しているSUPやスカイダイビングの人。
京都の貴船神社へ初詣に行こうとのこと。
西日本にはあまり行ったことがないため良い機会です。
誘いに乗ることにしました。
新幹線で京都へ
1月1日、東京駅から京都に向かいます。
キャンプ以外の国内旅行経験がないため東京~京都間の新幹線切符を買うのも四苦八苦。
みどりの窓口の駅員さんがとても親切で、自分で調べただけではわからなかったことなど、多くのアドバイスをいただきました。
職務に精励し、相手に寄り添って受け答えしてくれる姿に深く感謝しました。
新幹線で友人と合流し、ゆっくりと京都に向かいます。
しばらく会っていなかったので話に花が咲きます。
宿泊先「オリエンタルホテル京都六条」は安くてきれいで和風でモダン
今回の宿泊で利用したのは「オリエンタルホテル京都六条」
京都駅から10分程度歩けば到着する近さが良い。
金額も良心的でお安く
中に入ってみると「日本風」を感じる佇まい。
全体的に小奇麗にまとまっていてなんかいい。
「日本の本質的価値の探求」がコンセプトらしく、あまり見ない空間デザイン。
海外の人が好みそうな日本的風情は、日本人としても落ち着く雰囲気を作っている。
”もてなしの精神を茶の湯に学び客人を迎える「茶庭」”という説明のとおりです。
なんかいいぞ、京都のホテル。
部屋は全体的にすっきりとしたデザイン「ロータイプ」の部屋。
シングルルームですが物の位置が低いので空間が広く感じます。
和室でもなく、洋室でもないデザインは新鮮。
壁にはそこそこ大きなテレビモニター。
壁掛けタイプのためデッドスペースを作らず、通路の移動の邪魔にならない素晴らしいデザインです。
荷物を置いたら京都の町を散策へ
夕食を食べようと街に出たのですが、どこも年末で閉店していたのでコンビニでお酒とつまみを買ってホテルに戻りました。
その後は部屋で雑談。
思った以上に話し込んでしまいました。
つらいことが多かった近況を親身になって聞いてくれた友人にあらためて感謝です。
京都で初詣
翌朝は晴れ渡った空、素晴らしい天気。
数日前に降った雪が太陽の光を反射しています。
タクシーで目的地である貴船神社へ向かいます。
貴布禰総本宮 貴船神社
貴船神社
これ「きふね」と読むのですね。
初めて字面を見たとき「きせん」なのか「きぶね」なのかと迷い。
結局、京都市内の看板に「Kifune」と書いてあったのを見て、ようやく「ああ、”きふね”なのね」とわかりました。
これから行く貴船神社は山の方にあるらしいので、なおのこと雪が多いとのことです。
参拝の道中で足が滑らないように気を付けないとなりませんね。
雪の貴船神社が美しかった
貴船神社の鳥居前まで来て下車。
ここから先は徒歩での移動になります。
ちなみに帰りにもタクシーを利用しようと思ったのですが、呼び出してから40分ほどかかることからあまり現実的でないためお勧めしないとの話です。
坂道を下っていくとバス乗り場があるため、バスを使って最寄り駅に行くルートの方が価格面で抑えられ、時間もタクシーと大差ないとのことでした。
この情報がなければ帰路は大変だったかもしれません。
運転手さんのアドバイスに感謝です。
鳥居をくぐり、雪の残る階段を上っていく。
サクサクというよりザクザクと氷を踏んでいく感覚は気持ちがよいですが、調子に乗っていると靴底が滑ります。
…さっそく目の前の人たちが滑っています。
見なかったことにするのもやさしさ、礼儀と言うものでしょう。
整然と並ぶ紅い灯篭とその上に積もる雪
地面の黒さと空の青さと木の枝葉
そのコントラスト、その光景はとても美しく。
この風景を見ながら寒い冬の空気を吸い込むだけでありがたさがこみ上げます。
一番始めに見た社は本宮。
やたら新しく見えるのは平成の御造営事業により、基礎からすべてを一新し建て替えられたからでしょうか。
参拝した後は脇道を通って道路に出て、右手に川を見ながら坂道を登っていきます。
雪の残る川辺を冷たそうな水が流れていく音が耳に心地よい。
視覚情報とは違った趣の美しさを感じます。
友人に促されるまま歩いていくと次の社(結社)に到着します。
貴船神社の中社として、縁結びで有名な社です。
山間に建てられた神社仏閣はこうしてハイキングの様にいろいろと歩いて回れるのがいいですね。
体力の続く限りは楽しめそうです。
最後は「奥宮」
貴船神社創建の地であり、森に囲まれた神聖さを感じる静かな場所です。
ひとつの神社の中で景色の美しさを堪能しながら、数多くの社とそれを取り囲む自然を見て回ることができました。
実に満足。幸先の良い始まりです。
下鴨神社はデカいわ人が多いわで驚いた
貴船神社の後は街に戻り下鴨神社へ
わたしは神社仏閣の知識には疎いので「あ、もう一軒行くんだね」と飲み屋のはしご程度に考えていたのですが甘かったようです。
下鴨神社に到着すると規模の大きさと人の多さに目を剝き驚きました。
お焚き上げの規模も火力も大きく、さながらキャンプファイヤーのようでテンションが上がりました。
本殿を巡りお守りを買います。
これにて今回の京都旅行の主目的は終了です。
あとはお土産を買ったり、天下一品(ラーメン)を食べてから東京に戻りました。
優しさと美しさに触れた年始の旅
2022年始の京都旅行は心に響く旅でした。
年始から優しさと美しさに触れることが出来ました。
一人で過ごす年明けでは経験できないことです。
正直なところ、2021年後半にあった出来事により心身共に疲弊していた私は、今回の旅に対しても懐疑的な思いもありました。
しかし一人でいることを(一時的に)止め、他者への疑念を行動で払拭することで良い経験を得ることが出来ました。
友人や職務に精励する方たちの優しい心遣いにふれました。
歴史ある神社の美しさを雪の中で見ることが出来ました。
誘ってくれた友人に感謝を
関わってくれた人々に感謝を
誘いに乗った自分に賞賛を
受け入れられることは受け入れ、そうでないものは距離を取ることの大切さ。
旅という非日常の中で心の動きを冷静に振り返ることが出来ました。
この旅で受け取ったことを心に留めて、2022年は消耗した心身を回復し健全度を保つことを大切にしようと思うことが出来ました。
関連リンク
外部リンク
・オリエンタルホテル京都六条
和風なデザインが素敵なホテル。
今後京都に行くときはまた泊まりたいものです。
貴布禰総本宮 貴船神社
貴船神社は京都の大切な水を守り続けてきました。
また京都有数の縁結びの神様としても知られています。
下鴨神社|賀茂御祖神社
賀茂御祖神社 – Wikipedia
賀茂御祖神社は世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されています。
縁結び、子宝や交通安全など様々なご利益があることで知られています。