見切れた映像は工夫の証!Junoiwamiの弱点克服のポイントは形の分解と再構成でした

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創造と工夫、心に明かりを
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Junoiwamiの今の演武ではコートの広さを使いきれていない。

この弱点をなんとかしようとしました。

時に考えて
時に教えを乞うて
そしてある一つの結論に至りました。

その結果が大会で示された時
コートの端まで私の体は移動し
それを追おうとしたカメラは私の姿を逃しました。

今回はJunoiwamiが自分の弱点を補おうとして焦点をあてたものについてのお話です。

・「鶏形」に着目する
・前へ、前へ!鶏形の再構成
・見切れたJunoiwami

目次

「鶏形」に着目する

鶏形(ケイケイまたはジーシー)は前後に移動しながら攻防を行うヒットアンドアウェイの動きが特徴です。
とても鶏(にわとり)らしいのですが、前後に移動するため一定の範囲から出ないない状況になります。
20160615g5a
「鶏形を変えるか…」
Junoiwamiがコートの端まで利用するために考えた結果、鶏(にわとり)の形を分解することにしました。

通常の鶏形は下のような動きがあります。
一手目で打つ(突く)
二手目で後ろに下がる(相手からの間合いを外す、あるいは崩す)
そしてまた差し込むように打ち込む…
前、後ろ、前、そしてもう1度前後移動する。
これらの動きを分解してコートの端まで届くようにしていきました。

前へ、前へ!鶏形の再構成

コートの端まで届くようにするには鶏形をどう変更すればいいか?

考えるまでもありません
前に進ませるのです。

この鶏の特徴である前後移動をすてて
すべて前への移動に変えてしまうのです。

一手目で打ち
二手目は足を引き寄せつつ抑えの動作をするだけにして(後ろに下がらない)
三手目はそこからさらに前方に進みつつ手刀を入れて
四手目も追い打ちでさらに踏み込んで反対の手で打ち下ろす
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「前へ、前へ!前へ!!」
ひたすら敵を追い求めて小細工も何もなく突き進む
怒涛の前進攻勢に再構成しました。

見切れたJunoiwami

再編成の結果はどうなったか?
それは映像となって現れました。

演武を観客席から撮影してもらっていたのですが
その際、わたしの姿が左の方へと消えていきました。

撮影者はいつもどおりの動きだと思ってカメラを構えていたところ
急に前へ前へと進んでいったために追い切れなかったのです。
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正直、映像を見返して
この見切れた自分の姿を見たときには

「してやったり」と思いました。

コートの端まで使えるように工夫した取り組みは
こうして良い結果として本番で示すことができました。

足すでもなく引くでもなく

はじめは形の分解と再構成ではなく
別の形を入れようとしていました。

しかしそれではどうしても動きのバランスが崩れます。

だから「今持っているもの、できることの中から選択する」という形をとりました。

足すでもなく
引くでもない

今まで自分がやってきたことをもう一度見直して
それを信じて改良する。

それは武術だけでなく他のことにも言えることなのではないかと
そう思いました。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  Junoiwami(岩見)より
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