演武会に行くのは初めてかい?~では、日本古武道演武大会に行った時の「どよめきと驚き」の話をしよう

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
ちょっと武術に興味があって、たまたま演武が行われる機会があって、実際に演武会に足を運ぼうとした時

「もし、周りがピリピリしていて、シーンとした状態で見なきゃいけなかったらどうしよう?」とか
「やっている事へのリアクションが分からない。拍手?歓声?」など

そんな「よく分からない会場に足を運ぶ事への不安」ってあると思うのです

しかしご安心ください、演武者は真剣にその道に足を踏み入れた人たちでも、
それを見ている殆どの人達は武術に縁のない方達ばかりです。

今回は、そうした会場の雰囲気を知ってもらおうと、私、中年会社員武術家JunoIwamiとその友人(武術の事を知らない一般の人)が演武会を見に行った時の話をします。

行った演武会は、前回紹介した「日本古武道演武大会」です。

●1.意外と普通な雰囲気
●2.どよめきと驚きと
●3.そして温かい拍手を

ややミーハー気味な内容になるかもしれませんがご容赦を
私も見ている側に回れば、やはり興奮するのです。

<<●1.意外と普通な雰囲気>>

日本武道館、古武道、一堂に会する…
なんか聞くだけで会場がピリピリしていそうな雰囲気ですが、行ってみるとそうではありませんでした。

演武という機会のせいか、会場は演武者の顔見知りや家族、関係者が多いようです

あちこちであいさつしている様子が見られ、どのあたりの席が見やすいかなどを話し合っている人たちがいます。

なんか、普通だよね」友人が言った、やや拍子抜けしたような一言が全てを物語っています

競技会のような派手な応援も横断幕もありませんが。
そこには人の交流があり、なごやかな空気が流れていました。

<<●2.どよめきと驚きと>>

演武会が始まり、様々な流派が日ごろの鍛錬の成果を披露しています。

そんな中、時々会場がどよめくような事も起こります。

◆2a.唸る分銅、鎖鎌

友人の動きが止まり、口から驚きの声が上がります。
鎖鎌(くさりがま)だよ、あれって本当にあるんだ
会場からも視線が集まっているようです。

本当に鎖を振り回し、先端に付いている分銅を利用したり、相手の武器を封じています。

鎌の部分も相手に向かって繰り出されていました。
時代劇などではカットされてしまいそうな「間」も、一連の動作として私たちの前で行われています。

私も友人も「ほ~」とか「うお~」と素直に驚きを声に出しながらながら見ていました

◆2b.手裏剣、床に突き立つ

会場がザワッとします。
私も「!?」となりました。

攻め手が棒手裏剣(ぼうしゅりけん)を投げ
これを受け手が避けたのですが

その避けた手裏剣が床に突き立っています

「え、あれ本身?」(ほんみ:実際に刃のある切れる刀)
思わず口に出てしまいました。

一連の型が終わり、手裏剣を回収しようと床から引き抜くときに結構力を入れていました。それなりに勢いよく刺さったのでしょう。

知り合いの居合をやっている方に「稽古中?本身でやってるよ」とは言われていましたが、本当に本身、しかも飛び道具までとは、恐れ入りました。

どよめきはいろいろな場面で起こっています。武術にあまり縁がない人達にとって、驚きという感情が、どよめきというリアクションとなって会場に広がっていました。

<<●3.そして温かい拍手を>>

日本古武道演武大会は年に一度しか開催せず。
日本から30流派以上が一度に集まる日本有数の大演武会です。

一流派で8分程度の短い演武時間の間に、当事者達は大変な緊張をしながら演武を行っています

成功に終わる演武がほとんどですが
時には失敗を見る事もありました
納得できない様子を見せる人もいました

しかしそうした結果はともかく
私を含め、他の席からも、温かい拍手が送られています。

成功しても失敗しても納得できなくても
その拍手は、やった人と見ている人の橋渡しの役目をしてくれると思っています。

そして演武者側にとって、その拍手は今までの稽古の成果として一つの「証し」となります。

様々な流派を見て、驚き、感動する。そこにあるのは「武術っぽい粛々としたイベント」ではなく「努力の成果を演武という形で示す場」という、本当に普通のイベントでした。

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それは誰かの笑顔の為に~中年会社員武術家が演武会の参加を続ける理由

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<目次>
▼はじめに
●「演武」って何?~そんなあなたへ中年会社員武術家が取り組みと 目的を紹介します

▼演武の種類
●演武って結局何するの?~実際に大会に参加した中年会社員武術家が一人でやる演武の内容を説明します

●集団が魅せる演武の美~規律が生む演武の美しさをたっぷりお聞かせしましょう

●分かりやすい演武はいかが?~二人一組でやる演武は迫力と連携に瞬きを忘れます

▼個人的な経緯
●かつては演武が嫌いだった?~中年会社員武術家が演武に積極的でなかった理由

●それは誰かの笑顔の為に~中年会社員武術家が演武会の参加を続ける理由

▼演武会の楽しみ方
●「見て楽しむ」中国拳法~演武者との一体感を得る3つの取り組み

●演武会に行くのは初めてかい?~では、日本古武道演武大会に行った時の「どよめきと驚き」の話をしよう

●日本古武術の演武が見たい?~私なら日本古武道演武大会を楽しみに待ちます、2月開催ですけど!
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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