「演武」って何?~そんなあなたへ中年会社員武術家が取り組みと 目的を紹介します

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
「演武」という言葉をご存知でしょうか?
なに、知っている!?
素晴らしい!ついに武術も社会に広まってきたに違いないと、私は感激します。
たとえ知らなくても問題ありません。今からグイッと説明します

そんな「演武」ですが、辞書によると「人前で武術の技などを披露する事」とされています。

そのため、この私、中年会社員武術家JunoIwamiが取り組む中国拳法は勿論の事、空手、柔道、剣道、その他の様々な武術、格闘技で、人前でその技を披露する事を「演武」と言う事が出来ます。

しかしこの言葉が一般的か、その取り組みが知られているのかと問われれば、「う~む」と唸ってしまいます。

今回はそうした「そもそも演武って何?」といった疑問を解決することで、演武という取り組みを説明していきたいと思います

●1.演武って何?
●2.演武の目的は?

楽しむにしても、取り組むにしても、少し情報を整理する必要があると思うのです。

目次

<<●1.演武って何?>>

演武とは、武術の型を人前で行う事を言います。
「試合」と違うところは「技を披露する事」が前提になっている事です。
勝敗を決める事ではありません

一般的なことに言い換えると、例えば、音楽や料理に例えると分かりやすいでしょうか。
楽器を弾ける人が友人の前で演奏したり、練習した料理を家族や親せきにふるまったりすることと同じです。

自分が持っている技術を人に披露することで、演奏を人に聞いてもらったり、料理を食べてもらったりする事と同様に、武術の場合は日頃の練習成果を見てもらうという取り組みです

<<●2.演武の目的は?>>

何のために「演武」があるのか?その目的はなんなのか?
なかなかに奥深く哲学的な問いになりそうです。

私は、大きく分けて二つの視点があると思っています。
ひとつめが「やる側の視点」もう一つが「見る側の視点」です。

◆2a.やる側視点の目的

やる側の目的ははっきりしています。
それは技術を向上させ、視野を広げる事です

「人前に出る」という、いつもとは違う状況を自分に課すことで、日頃に比べて集中力が上がります
集中力が上がった時の練習内容は、いつもよりさらに自分を底上げし、期待以上の技術習得が図れます

その結果、自分の取り組みに対しての視野が広がり、自分が持つ可能性が思った以上に広い事に気が付きます

◆2b.見る側視点の目的

武術の動きを見る事は、今の平和な日本ではほとんどありません。
あるとすればテレビや映画くらいなものです。

見方を変えると、テレビや映画でしか縁のない武術が目の前で繰り広げられる。その状況が演武です

テレビ画面を介さない、生の迫力が魅力です。知人友人が対象なら、その効果はもっと高くなります。

いつもはパッとしない人が別人のように動き回り、使い方がよく分からない武器がまるであつらえたかのように自在に相手を倒していく…

そうしたちょっといつもと違う素敵な表現が見られる。
見る側としては、そうした感動を得られる事が目的になります

<<広がりと繋がりにむけての「演武」>>

演武をやる側は、自分の技術向上に向けての取り組みを行い、それを人に見せる事で自分のやっている事を知ってもらう事に繋がります

演武を見る人にとっては、未知の世界だった「武術」という取り組みを知る良い機会になるでしょう。

演武という取り組みは、そうした「やる人」と「見る人」を繋げ、広げていく取り組みであると私は思います。

さて、いかがでしたでしょうか?
演武という取り組みについて、まずは定義と目的を私なりに説明させてもらいました。
皆様の興味を少しでもひきつけられれば幸いです。

「演武」の関連記事はこちらです
<目次>
▼はじめに
●「演武」って何?~そんなあなたへ中年会社員武術家が取り組みと 目的を紹介します

▼演武の種類
●演武って結局何するの?~実際に大会に参加した中年会社員武術家が一人でやる演武の内容を説明します

●集団が魅せる演武の美~規律が生む演武の美しさをたっぷりお聞かせしましょう

●分かりやすい演武はいかが?~二人一組でやる演武は迫力と連携に瞬きを忘れます

▼個人的な経緯
●かつては演武が嫌いだった?~中年会社員武術家が演武に積極的でなかった理由

●それは誰かの笑顔の為に~中年会社員武術家が演武会の参加を続ける理由

▼演武会の楽しみ方
●「見て楽しむ」中国拳法~演武者との一体感を得る3つの取り組み

●演武会に行くのは初めてかい?~では、日本古武道演武大会に行った時の「どよめきと驚き」の話をしよう

●日本古武術の演武が見たい?~私なら日本古武道演武大会を楽しみに待ちます、2月開催ですけど!
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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