ハワイ島旅行でSIMフリーのiPhoneを使うためZIP SIMとH2O WirelessのSIMカードについて調べまくりました~2018年6月ハワイ島旅行記1日目c

ネットをどこでもやりたい

海外旅行中もインターネットをつなげておきたいネットジャンキー(軽度)な岩見です、ごきげんよう。

2018年6月のハワイ島旅行でも手持ちのiPhoneからスムーズにインターネットにつなげたいと、SIMカード(電話やインターネットを利用できるようにするカード)の購入にむけてあれこれ調べまくりました。

いろいろと調べた結果「ZIP SIM」と「H2O Wireless」の2社に絞られました。
さあ、では何を基準にしてどちらの会社を選ぶのか?
ハワイに行く前から頭を悩ませ、そして決めました。

今回はアメリカの通信会社のことなど全く知らない私が、なにを基準にしてSIMカードの会社を絞り込み、どの会社を選んだのかを書いていきます。

購入方法や旅行中の行動を考慮した目的に合ったSIMカードを選ぶことはとても大切です。

現地に行ってすぐに使えるのか
適切な費用といえるか
自分が出かける範囲と電波が届く範囲が一致しているかなど
いろいろと調べました。

で、サラッとネタバレしますと最終的には「ZIP SIM」のSIMカードを買いました。

理由を簡単に説明すると以下のような感じです。
・購入価格がハッキリしている。
・設定が簡単そうである。
・通信量を使い切ってしまったら使えなくなるという割り切りが良い。どうしても必要なら追加料金を支払えば良い。
・テザリングが可能という安心感がある。

詳しくは下に書きましたのでご覧ください。

目次

ZIP SIMとH2O Wirelessの2社に絞られた理由

ハワイ島に出発する前にどの通信会社のSIMを使うかを調べました。
その結果ZIP SIM(ジップシム)とH2O Wireless(エイチツーオーワイヤレス)の2社まで絞りました。

たくさんある通信会社の中でなぜこの2社だったのか?
そこには「ハワイ島に着いてすぐに使いたい」というシンプルな理由がありました。

日本でSIMカードが買える通信会社である

「日本でSIMカードが買えること」
このシンプルな条件が通信会社を選ぶ上で大きな理由となりました。

なにせ今回利用するハワイ島のコナ国際空港ではSIMカードは売ってないのです
(ココ、結構おどろきました)!

せっかくなのでもう一回言いましょう
コナ国際空港ではSIMカードは売ってないんですって!
「マジかよ!?」
素で聞き返すくらいの驚きでした。

ハワイ島に着いたらすぐにネットにつなぎたい、あるいはつなぐ必要がある場合は日本であらかじめSIMカードを買っておく必要があります。
(海外に到着後、現地に住んでいる友人知人と待ち合わせして合流したり、送迎車で目的地(例えばゴルフ場など)に向かいたい人など、空港でネットや電話で連絡できるようにするのは結構重要です。)

だから「日本で買えること」が重要なのです。
ZIP SIMとH2O WirelessはAmazonでSIMカードが買えるのでこの条件を満たしていました。

他にもアメリカを代表する通信会社AT&Tやアジア地域でも使える通信会社などがありました。
しかし調べていくと設定に難しさ(煩雑さ)を感じたため自分の候補からは外れていきました。

ではつぎにZIP SIMとH2O Wirelessの2社違いを見ていきましょう。

データ通信量と購入金額について

SIMカードを買ってネットに繋げたとしても無制限に使えるわけではありません。
通信できる容量に見合った購入金額が必要になります。

ネットに繋がったよ

データ通信量について

わたしがハワイ島でネットや電話を使うケースは以下のような状況です。
(2018年5〜6現在)

・情報を集める~キラウェア火山の噴火状況や飲食店の情報など
・Google map ~ レンタカーで島を回るときのGPSとして
・SNSでの写真投稿 〜 食事や風景を投稿したい
・緊急の電話連絡 ~ レンタカーでエンストした時などに利用予定、国際電話は考えていない。またあまり考えたくないですが、盗難にあったときなどは電話が使えた方がスムーズです。

逆にこれはやらないというものはYoutubeなどの動画コンテンツの視聴です。
動画コンテンツを見たいのならモバイルルーターをレンタルするかホテルのWi-Fiを利用します。

ハワイ島4泊の予定でこれらの使い方だと容量は500M(メガ)で充分という話です。
余裕をもちたい人は1G(ギガ)を選べばいいでしょう。

ではもし、容量を使い切ってしまったら?という疑問があります。

ZIP SIMは追加料金を払うまで回線が切れてしまいネットにはつながりません。
切れたら切れたで踏ん切りよく諦めるしかありません。
必要なら追加すればいいのです。

H2O Wirelessは使い切っても低速回線でつながります。
どうしても繋ぎたい場合はこの機能を利用するのも良いでしょう。

どちらにするかの選択は個人によります。
わたしの場合インターネットにつなぎたい気持ちはありますが、通信量がなくなってまで回線を確保しなくてもいいかなと感じたのでZIP SIMでいいかなと思いました。

SIMカードの購入金額について

次に日本での購入金額です。
データ通信量ごとに金額は異なっています。
・ZIP SIM(データ+SMS+電話) 7日間 500M 2760円
・ZIP SIM(データ+SMS+電話) 14日間 1G 3800円
(2018年Amazonでの価格)

・H2O Wireless (データ+SMS+電話)SIMカード代金175円+月間契約量(30ドル~、コースにより違いあり)

SIMカードを買うだけならH2O Wirelessの方が圧倒的に安いです。
しかし通信料として30ドル(当時の日本円で3270円くらい)が必要であるためZIP SIMと大きな価格差はみられません。

それにSIMカードは買えばいいというものではありません。スマートフォンに挿して設定をすることでネットにつながるようになります。

H2O Wirelessの場合、この設定が完了されているカードが3700円前後で購入可能です。
また日本にいながら設定までやってくれる業者もあるようです(下記の外部リンク参照)。
いずれにしてもZIP SIMと費用は変わらなくなります。
<外部リンクです>
米国ハワイのプリペイドSIM – アメリカ H2O WirelessはAT&TのMVNO
H2O WirelessのSIMを日本でアクティベーションするメリット | はじめてのハワイ旅行

どこまでお金を出して、どこまで楽に設定したいか
ちょっとの苦労を旅の楽しみとして受け入れられるか
それによって金額を決めていこうと思いました。

わたしの場合、あまり安すぎるのも不安という小市民的な心理と
ちょっとくらいハプニングがあっても「苦労したけどネットにつながったよ」という微妙な達成感が欲しいという気持ちが働きZIP SIMに心が動き始めました。

設定(アクティベート)のやりやすさへの印象

日本でSIMカードを買った後、飛行機内や旅行先でSIMを差し替えますが、この後で設定が必要です。
その設定は基本的にハワイについてからやることになります。
この設定を「アクティベート」といいます。
(H2O Wirelessで設定済みのカードを使う場合は除きます)

つまり設定(アクティベート)がちゃんと完了しないと、いつまでたってもネットも電話もできないことになります。

設定作業がどれだけ簡単にできるか?
もし上手くいかなかったときの情報がどれだけあるか?
情報の量と広さがわたしにとっては大切でした。
アクティベートが上手くいかず、対応するまでの数日間ネットが使えなかったのが2017年のオーストラリア旅行でした…遠い目)

わたしは下記のリンクのように実際に使ってみた人たちの記事を読み情報を集めていきました。

<外部リンクです>
アメリカ旅行ならZIP SIMが超便利!日本のAmazonで購入して入れ替えるだけなので超オススメ。 | 趣味は節約とマイルで旅行
ハワイで使えるプリペイドSIM、H2O Wirelessの魅力 | はじめてのハワイ旅行

ZIP SIMとH2O Wireless、それぞれを実際に使っている人の感想を読みながらどちらが簡単に設定ができるのかなどを検討して行きました。

ZIP SIMは日本語マニュアルが同封されており、わかりやすそうです。
SIMカードを差し替えたあとに10分ほど待つ、またはスマートフォンを再起動すれば自動でアクティベート完了できるということです。
設定自体が簡単な印象を持ちました。

それにポツポツと見える「アクティベート失敗談」の情報もあったので、症状と対策の情報をメモしておくことで自分がアクティベートに失敗してもどうにかなりそうだと感じました。

H2O Wirelessも日本語マニュアルが同封されているためアクティベートはZIP SIMと同様に簡単に出来るようです。
ただZIP SIMに比べて情報が少なく、失敗したときのフォローに少し手間がかかりそうだという印象を持ちました。

H2O Wirelessについては上にも書きましたが有料で日本にいるうちにアクティベートするサービスもあるようです。これを利用した場合は金額はZIP SIMと変わらなくなりますが「日本にいるうちにネット環境が準備完了となり安心できる」というメリットが得られます。
<外部リンクです>
H2O WirelessのSIMを日本でアクティベーションするメリット | はじめてのハワイ旅行

いろいろな選択肢がある

テザリングの有無

スマートフォンを親機(アクセスポイント)にしてパソコンやゲーム機器などを子機にする。
親機だけでなく子機もインターネットにつなげられるようにする。
この機能を「テザリング」といいます。

わたしの場合、旅行にもノートパソコンを持っていく予定です。
SIMカードが入っているスマートフォンを親機
SIMカードが入っていないパソコンが子機になります。

普通であれば通信を受信できないパソコン(子機)はインターネットにつなぐことはできません。
しかしテザリング機能があるならスマートフォンを経由してパソコンでもインターネットにつなぐことができます。

テザリングの有無を調べてみた結果、ハッキリと分かれました。
・ZIP SIMはテザリングが「出来る」。
・H2O Wirelessはテザリングが「出来ない」。
さあ、ここにきて大きな違いが出てきました。

なぜこうした違いが出るのかはわかりません。
しかしこの機能の有無は旅行先でのスマートフォンやパソコンの使い方に違いを生むでしょう。

正直なところ観光地におけるほとんどのホテルはロビーなどでWi-Fiが使えるためテザリング機能がなくてもインターネットにつながります。

しかし万一ホテルなどでさえWi-Fiが使えなかったら?
その状況を考えると、保険としてテザリング機能があったほうが安心できます。

私の心はここでテザリングが出来るという一点でZIP SIMに大きく傾きました。

電波の強弱や場所について

ZIP SIMとH2O Wireless
電波の強弱の違いはあるのでしょうか?
それに電波が届きやすい場所や届きにくい範囲に違いはあるのでしょうか?
それぞれの公式ホームページでちょっと調べてみましょう。

USA Prepaid SIM Cards for Short-Term Wireless Service – ZIP SIM
Prepaid Monthly Unlimited and Pay Go Plans | No Annual Contract| h2o Wireless

これらのホームページの中からハワイ島での電波状況(強弱や建物の中まで電波が入るのか)を調べます。
(外部リンクです~ZIP SIMとH2O Wirelessのカバーエリア(英語))
Coverage – ZIP SIM
Coverage – H2O Wireless

ZIP SIMとH2O Wirelessを比べた場合
わずかではありますがH2O Wirelessがハワイ島での電波の届く範囲が広いようです。

ZIP SIMはハワイ島の市街地や一般道、ホテル周辺は電波の状況は問題ないのですが、屋内での電波が弱い、または「なし」になっていました。

・ZIP SIMは外では問題なくつながるが、室内ではつながりにくい、またはつながらない。山頂部などでは繋がらない。

・H2O Wirelessは外でも屋内でも電波はつながる。ただしZIP SIM同様に山頂部などでは繋がらない。

ZIP SIMは屋内での使用は難しそうなのでホテルのWi-Fiがインターネットへの命綱となる事が予想されます。
もしもホテルのWi-Fiがつながらない場合、室内ではネットが使えず折角のテザリング機能も発揮できない状況になるでしょう。
うわ、これは厳しいな、というのが感想です。

H2O Wirelessは室内でも使えますが、その分常時使う可能性もあり通信量を圧迫することが予想されます。

どちらの場合もホテルのWi-Fiがつながらない場合を考えて、大きめの容量(1Gくらい)のSIMを選んだ方が良いだろうと考えました。

これらの情報は2018年6月の段階のものなので、それ以降はカバーエリアが広くなったり、屋内でも使えたりと良い方向で変化していると思います。

自分のスマートフォンが使えるのかを確認する

ZIP SIMであれH2O Wirelessであれ、買ったSIMカードが使えない
あるいは設定までしたのに期待していた速度が出ない
そんなようでは困ります。

ここまできたらそのあたりも確認しておきましょう。

SIMフリーか端末であるか

わたしの手持ちのスマートフォンはiPhone7PLUSです。
SIMロックがかかっていない「SIMフリー」タイプなので、SIMカードを差し替えて使うことに問題はありません。

しかしこれが日本でauやドコモで購入したスマートフォンだとそうはいきません。
「SIMロック」がかかっているため、auまたはドコモのSIMカードでないと使えないようになっています。

購入から半年以上たっているならこのロックを解除できるのですが、その解除方法については詳しくないのでここでは割愛します。

SIMカードのサイズ

スマートフォンに使われるSIMはおおよそ3種類(標準、Micro、Nano)の大きさに分かれていて、その大きさにあったものでないと入りません。

ZIP SIMもH2O Wirelessもどれも「トリプルサイズ」といわれる形式で売られています。
「トリプル」つまり3種類すべてに対応する形で売られているため2社のどちらを買っても問題ありません。

SIMカードのサイズ

回線(電波)の種類

3年以内に買った新しいマートフォンであればSIMカードを差し替えると問題なく使えるのが実情です。

しかし古い機種であったり日本やかアジア圏の独自の企画で作られているスマートフォンですとSIMカードが対応しておらず使えない、あるいは極端に速度が遅い状況になるという情報もみられました。

ZIP SIMもH2O Wirelessもアメリカの通信会社です。
そのため手持ちのスマートフォンがアメリカの通信回線に対応しているか、ZIP SIMやH2O Wirelessが提供している回線に対応しているかを確認する必要があります。

例えば私が持っている機種はiPhone7PLUSです。
Appleのホームページで仕様を見つつ
ZIP SIMの周波数についてみていきました。

そうすると両方に共通する単語としてバンド(Band)4または2という記述がありました。
バンド4が高速側、バンド2が低速側です。

こうして同じバンドが表示されているので普通に使えると判断しました。

ZIP SIMに決めた理由

さんざん調べて迷いましたが、今回の旅行ではZIP SIMを利用することにしました。

理由としては
・購入価格がハッキリしている。一回の支払いで良い。
・設定が簡単そうである。
・通信量を使い切ってしまったら割り切って使えないでいい。どうしても必要なら追加で支払えば良い。
・テザリングが可能という安心感。
この辺りです。

実際に買ったのはZIP SIMの1G(14日)のSIMカード。
最初は500M(7日間)を買おうとしましたが、テザリングが必要となった時のことを考えて1Gにしました。
価格は3700円くらいでした。

笑顔でどこかとつながる

今回買いませんでしたが、H2O Wirelessの良いところもあげておきましょう。
・カード単体が安い
・日本で設定完了できるサービスがある
・通信量を使い切っても低速回線で利用を継続できる。しかも無料
・通信範囲がZIP SIMより広い(繋がりやすい)

こちらも実用に問題ない感じです。安定して使いたいならこちらを選んだかもしれません。

意外と重要!SIMカードホルダーで紛失を防止

もうひとつ、SIM購入関係で買ってよかったと思ったものを紹介します。
それはSIMカードを入れるための「カードホルダー」です。

ジップシムとカードホルダー

SIMカードを入れるためのポケットがついていてカード紛失防止になります。
薄いので財布かカード入れに入れておけばカードホルダーごとなくすということもないでしょう。

またカードホルダーには「イジェクトピン」を入れるためのポケットもあります。
スマートフォンからSIMを入れ替えるために必要なイジェクトピンと旅行先で使うSIMカードを一緒に持って行けば、荷物もかさばらずに済みます。

飛行機の中や空港に着いた後のちょっとした休み時間に手早くSIMカードを入れ替えて設定を完了させる。
そうすればもう現地での通信環境は整います。

もちろん日本で使っていたSIMカードはカードフォルダーに入れておきます。
行きと同様に財布かカード入れの中に入れておけば紛失もなく海外旅行を満喫し、そして帰国後にまたSIMカードを入れ替えればいいのです。

カードホルダーはひとつ買えば当面の旅行で活躍してくれる上に費用も600円程度なのでお財布にも優しいです。

まとめ〜いろいろ調べておりました

いかがでしたでしょうか
知識ゼロからのSIMカード選択。

いろいろと調べていきました。

それというのも、2017年のオーストラリア旅行では今回調べたような内容をせずに何となく決めてしまい失敗したからです。

ケアンズ空港でSIMカードを買ったまでは良かったけど設定がうまくいかず、丸二日歯がゆい思いをしました。
(まあ、これはこれで楽しかったからいいのですが)

その時の様子はこちらからご覧ください
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今回はオーストリアでの経験を糧にして準備万端整えようと張りきりました。

おかげで、いろいろと調べて検証し、自分が納得するものを選ぶことができました。

では、実際に使ってみてどうだったのか?それは次の記事で話そうと思います。

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