過信と油断が生んだ足首の痛み〜靴の中敷きは合ったものを使おう

痛みとともに過信と油断への教訓を得た岩見です、ごきげんよう

今回の話を要約すると
・ここ半年ほど右の足首が痛かった
・痛みの原因は靴の中敷きを変えたことだった
・靴の中敷きを元に戻したら回復に向かった
というものです。

こうしてまとめると大したことないように見えますね。

しかし半年にわたって回復せず、日々悪化し続ける原因不明の痛み。
この状態はキツイものがありました。

しかも散々悩んだ痛みの原因が「靴の中敷を変えたから」という、なんとも微妙なもの
もう呆れて良いやら笑って良いやら

photo credit: Daniel Max The Best Insoles for Work Boots via photopin (license)

ただ、おかげでいつくか学んだことがあります。

ひつとつは、痛みや不調の原因はわかりやすいことばかりではないということ
良かれと思ってやったことが痛みの原因になるのです。

ひとつは、原因解明は気づきと記録のふたつが役立つということ

なにより
体が痛みとして教えてくれたのは、過信と油断であったということです

これからもきっと何かの「原因不明の痛みと不調」は出てくると思います。
そんな時に今回の話が何かの参考になるかと思い、ここに残しておこうと思います。

「ケガが長期化しない」という自慢が崩れる

わたしの自慢できることのひとつに「ケガが長期化しない」というのがあります。

武術の稽古で無理をして痛みが出ることがあるのですが、自分ですぐに処置してしまうので長期化しないのです。

ところが、そんなわたしが5月頃から9月下旬までの半年間、ずっと「右足首の痛み」に悩み続けました。

痛みの原因はわかりません。
捻挫をしたとか転んだとか、わかりやすいイベントが起きたわけでもありません。

痛みが出た時はいつも通り自分で処置を進めましたが痛みは引きません。

湿布 効果なし
温める 効果なし
冷やす 効果なし
お灸 効果なし
ストレッチ かえって痛みが増す(マジで痛ェ!)
その他もろもろ

処置は思うように進まず
日々痛みは悪化していきます。

とうとう、稽古どころか日々歩くことにすら痛みをこらえないといけなくなる始末。

あれ?「ケガが長期化しない」ってのはどこいったん?

派手ではないけど効果的だったわたしの自慢のひとつが崩れ去る音が聞こえていました。

医者に相談するも様子見しかできない

自分ではどうにもならないと判断し、医者に行くことにしました。

転んだり捻挫したりしましたか?
「いいえ」

疲労が重なって痛むような症状は今までにありましたか?
「いいえ」

一通り質疑応答に答えていきます。

レントゲンも取りました。
その結果は骨も筋肉も異常なしという判断

その後の治療、施術もやってもらいます。

専門家によるマッサージ
電気治療など
しかし効果はなく、日々痛みが増していきます。

様子を見るしかないですねぇ
「そうですか」
(だから!それをずっとやってきてどうにもならんからこうして医者に治療に来てるんだよ!)
のど元まで出掛かった言葉をグッとこらえました。

発想の転換 足首にとっての悪習慣は?

痛みを抑え、なくすことは出来そうにない。
そう考えたわたしは、発想を転換することにしました。

対症療法に目を向けることや、ケガといったわかりやすい原因を追うことをやめることにしました。

その代わり「足首にとっての悪習慣になっていること」を見つけることに目を向けました。

日ごとに痛みが増していく、ということは
なにかしら「足首に悪いことをやり続けている」ということです。

足首にとっての悪習慣になっていることはなんなのか?

それを見つけることにしたのです。

日ごろの姿勢
歩き方
立ち方
座っているときの足の曲げ具合

じっと立っている時の体重のかけ方
方向を変えるときの重心の位置
体軸の傾き
などなど

もとより日常を武術の稽古の延長にして生活していましたが、今度は更に精密に意識していきました。

するといくつかの条件がわかりました。

1.自転車に乗っているときは痛みはない
2.職場で痛みが増す 特に午後になると痛む(継続的)
3.稽古で激しい踏み込みをすると痛みが増す(一時的)
4.家でくつろいでいるときは痛みはない

このうち、2の「職場にいるとき、午後になると決まって痛みが増す」という条件が痛みが長引く原因と感じました。
更に観察していきます。

この時点で「どうやらわたしの体の使い方によるものではなさそうだ」というのがわかってきました。

その結果、あるとき不意に原因につながる「モノ」に気がついたのです。

不意の疑問 靴の中敷きの変更時期は?

足首への痛みが少ない自転車での移動中、不意に疑問がわきました。

「靴の中敷き…あれを変えたのっていつだっけ?」

突然の天啓のような気づきでした。

靴の中敷きを変更していた

わたしの職場では使う靴が指定されています。

その靴で使っている中敷きは消耗するので、自分で購入して交換しています。

大体は同じ製品(中敷き)を使っていたのですが、梅雨前後にいつも使っている中敷きとは違うものを使い始めたのを思い出しました。

変更理由は「蒸れ防止」。
梅雨を迎えて靴の中の湿気を取り除きたかったというものです。

「さらさらタイプ」という文言に吊られて新しい中敷きを購入しました。

普段使っている中敷きは「土踏まずのアーチがあり、クッション性もある、厚みがある」タイプです。

新しい変更後の中敷きは「土踏まずのアーチがなく、クッション性もない、厚みもない」タイプです。

今まで使っていた中敷きから交換して歩いてみました。
「うわ、硬い感触だな。でもまあ、慣れるろう」という感想を持ちました。

これだな。
直感ですが、原因らしき「モノ」として大きくヒットした感覚がありました。

証拠集めは記録から

まさかの原因「靴の中敷き」
それは本当か?

ちょっと証拠を集めてみよう

そう思ったわたしは活動ログを見返しました。

iPhoneアプリの「Taskma」を使って活動ログをとっているので検索をかけて調べます。

その結果、以下のことがわかりました。

4月6日 中敷きを「さらさらタイプ」へ交換する
4月9日 足首とふくらはぎへの違和感
4月15日 足首とふくらはぎへの処置を開始

交換から数日程度で違和感が出て、14日には耐えられなくなり、15日から自分で処置をしようとしています。

そのまま延々とセルフケアを続けていますが効果は見られず、たびたび記録の中に「右足首の痛み」についての記述が出ていました。

6月30日 もう一度、中敷きを「さらさらタイプ」のものに交換しています。

ここから更に痛みに関する記述が多くなり、医者に相談していますが、全然効果がないと苛立つ自分がいました。

ほぼ確定。
中敷きの交換時期と痛みの発生時期がほぼ同じ

使い続けるだけ痛みが続いていく状況

この痛みはケガや疲労、古傷といったネガティブな経験がもたらしたものではなく
梅雨の湿気を防止しようとした、ある意味良かれと思ってやったことが招いた痛みでした。

この結論に至ったのは10月2日
痛みが出てからおよそ半年が経っていました。

中敷きを戻す、そして

週明けの10月5日
予備として持っていた元の中敷きに交換しました。

するとどうでしょう!?
午後になっても痛みが増しません。
(BGMは劇的ビフォーアフター)

マジか?
こんなことで痛みがなくなるのか??

あっけなさ過ぎる結果に思わず突っ伏しそうになりました。

徐々に痛みは取れてきて

半年にわたって自分の足首を痛め続けていたため、早々に全快するというわけにはなりません。

正直、この記事を書いている11月になってもわずかに痛みが残ります。

でも普通に稽古も出来るし日常生活に支障もない。
9月頃に比べると本当に楽です。

このまま少しずつ回復に向かっていくことを待つだけです。

過信と油断は禁物と体が教えてくれた

今回の件での教訓は油断と過信は禁物ということです。

ケガが長期化しないという自慢。
ちょっとした痛みはすぐにセルフケアで直せると思っていました。

まさに過信といえるでしょう

この自慢は「痛みの原因となるものが明確にわかっている」状態でのみ発揮される、とても限定的なものでした。

年を取ると共にどうしても若いころのようにはいかなくなってきます。
そこに目が向いてませんでした。

靴の中敷きが原因だったという事実
それがなかなか特定できなかったのは「ケガなんてしていない」という油断から出たものです。

痛みを通して体が「これヤバイねん!さっさと取り替えて!!」と訴えていた声を自分の過信と油断が塞いでいました。
「反省」の一言に尽きます。

これからは自分の体をいたわっていこうと思います。
折角教えてくれている体からのサインを拾い上げながら、健全に前向きにすごしていく。

そんな生き方をこれからも目指していきます。

以上、超個人的な話ではありますが、なにかの参考になれば幸いです。

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