ニャチャン旅行はプチハプニングを笑い、リカバリーにおどろく~成田での呼び出しと空の上のLinux

不便を楽しみたい、旅先はなにがあるかわからないからこそ面白い。
旅では、そんな若干マゾい楽しみ方を求めている岩見です、ごきげんよう。

友人と海外旅行に行く。
その行き先はニャチャンに決まりました。
そして旅行当日になり、いざ行こうというところ。

まずは成田からベトナムの首都であるホーチミン空港へのフライトです。

いやあ、でもまさかテンションが高いとここまでいろいろ楽しめる展開になるとは思ってもみませんでした。

成田空港で呼び出し、なにごと?

朝の早い便なのでとっとと手続きをしてラウンジで時間をつぶしています。

すると放送が聞こえてきました。
「~~便の~~様~」と聞こえてきます。

「あれ、自分たちじゃないか?」
初めての呼び出しです。ちょっと高揚します。

「パスポートに不備でもあったんじゃない?」そんな軽口を言いながら、とりあえず発着ゲートに行きます。

「申し訳ありません、お客様(友人B)の座席に不具合が見つかりまして…」
スタッフさんが申し訳なさそうに話をしてくれます。

岩見「大丈夫です。こいつなら空気イスで6時間イケますから」
友人A「はい、終了!」
友人B「おいい!?」

笑顔が若干引いているスタッフさん、お話を続けてくれました。
「グループで申し込まれていますので、お座席を3人分、別の場所に用意しました」

新しく渡されたチケットを見ると、たしかに席番号が変わっています。
配置図を見ると、もともと申し込んでいたより良い席のようです。

「ありがとうございます!」
初めて呼び出しを体験させてもらったこと、わたしたちの冗長なやり取りにイヤな顔一つせず、そしてかえって良い席を用意してくれたベトナム航空とそのスタッフの対応には素直に感謝の念がわきました。

機内ディスプレイがリナックスで管理されていると知った日

飛行機に搭乗し席に座ります。
目の前には備え付けてあるディスプレイがあります。

フライト中の娯楽として使えるよう、音楽や映画などをそこで見て楽しむためのものです。

さっそく何かを聞こうと画面をいじってみましたが、なかなか反応が返ってきません。

なぜだろうといろいろとがんばってみましたが、とうとう画面が真っ暗になり下から上に表示が流れていきます。

「…ペンギン?」

真っ黒な画面から切り替わり、そこにはマスコットキャラと思われるペンギンが表示されました。
そしてそこに示されている「Linux(リナックス)」のロゴ。

おお!機内の管理ってリナックスで動いているのか!初めて知ったわ。

すごく驚きました、リナックスはWindowsなどと同じOS(オペレーションシステム)です。
コンピューターをあつかうための土台となるプログラムのひとつです。

以前JRの運転席でWindowsが表示されていたので、てっきり飛行機関連もWindowsだと思い込んでいました。

それがまさかのリナックス。
確かにこうした工業的で微調整が必要な分野ではこちらの方がいいのかもしれません。

驚きと感動に震えるわたしをよそにして、リナックスペンギンは消えたり現れたりを繰り返していましたが、最終的には直ったようです。

黒い背景のリナックスペンギンはいなくなり、音楽や映画を選べる画面に切り替わりました。
これでいいのです、きっとこれが正しい娯楽の姿のだと自分に言い聞かせて、音楽と映画を楽しみました。

でも画面を操作しながら、またペンギンに会えるのではないかと思っていました。

不具合が起きてもすぐに復旧して乗客に娯楽を得られるようにした手腕。
リナックスで動いているという新しい情報を与えてくれたベトナム航空にはあらためてお礼を申し上げます。

さて、いよいよ始まったニャチャン旅行。

会社の社員旅行でもない
中国拳法の修行のため合宿でもない
心の探求と学びを深める仲間たちとの一夜でもない

気心の知れた友人たちだけでいく
100%まじりっけなしの娯楽旅行!
まだベトナムにさえ着いていないのにこのテンション。

つぎはホーチミンへの到着、そしてニャチャンへのフライトです。

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