霧が峰キャンプ3~静寂が好きなソロキャンパーが活気あふれるファミリーキャンプ場で過ごした日(2021年7月長野県2日目)

ファミリーに人気のキャンプ場の活気を肌で感じている岩見です、ごきげんよう

2021年7月、霧ヶ峰キャンプ場での2泊3日のソログループキャンプ。
今回は霧ヶ峰キャンプ場2日目の話です。
1日目前半1日目後半の様子はリンクからご覧ください)

平日だった前日と違い、ファミリーキャンパーが多く入ってきます。

そのおかげでとてもうるさ…活気にあふれています。
(なるほど、ファミリーに人気のキャンプ場で広場に拠点をつくると周囲がここまで賑やかになるのですね。)

静寂が好きなソロキャンパーとしてはなかなかに悩ましい状況です。

しかし悩んでいても仕方ありません。

せっかくの終日自由時間の日。
いろいろとやって楽しみます。

読書をして、近くの温泉に入り、買い出しで豪雨に会い、昼食や夕食を食べる。

周囲の環境がどうあれ、自分のスタイルを保ち、心を平穏にして過ごす。

自分の感情と向き合い、より良い方向に行動の舵を切っていく。いい機会となりました。

活気あふれるキャンプ場で「それでも楽しかった」と1日を終えることができました。

目次

静かなる朝の始まり

朝、5時10分起床
テントの結露がすごいことになっています。

外に出て周りを見る
そして大きく息をする。

良い朝だ。

肌寒いくらいの気温が心地良い。

5時20分には木々の間から太陽が光をのぞかせます。

他の人たちも起きてきたのでまったり雑談タイム開始。

あー、インスタントのカフェオレが美味え〜

ウグイス、カッコウの鳴き声が響き渡る。
その合間を縫うように焚き火の薪の爆ぜるパチパチという音

耳が至福

気温もまあ、こんなものかな。
さて、そろそろ活動開始です。

朝の稽古を始めよう

6時、清々しい朝日をあびながら稽古を始めます。

呼吸を整え、動きと意識を合わせる。

太極拳は何歳になっても良いものです。

むしろ年齢を重ねるほどに味を感じるのは気のせいではないはずです。

7~8時を過ぎると22度前後
そこそこ気温が上がってくる。

陽射しは強いけどフードをかぶっておけば気にならない。
木陰に入ればかえって涼しい。
これが高原の気候か。
良いな、過ごしやすい。

他のキャンパーさんたちが続々とキャンプ場に入ってきました。
そろそろ稽古も切り上げましょう。

ファミリーキャンパーを観察する

8時を過ぎたころから続々とキャンプ場に到着するキャンパーさんたち。
11時をすぎると本当に昨日と同じ場所なのかと思うほどの人の数になりました。

なんとはなしにキャンパーさんたちを観察します。
特にファミリーは観察しがいがあります。

子供を怒鳴り散らしながらテント設営を進めている父親もいれば子供と一緒にまったりと過ごす父親もいる。

飛んでいる虫をどうするかと子供とはなしながら過ごす母親もいる。

家族内でのヒエラルキー(力関係)
家族模様があるのが見て取れます。

(あ、でも私のテントやガイドロープにとまっているトンボはそっとしておいてください。
このテントはワンポールなので寄りかかられると倒れてしまいます。)

設営が落ち着くと子供は走り回り、大人たちは一緒に騒いだり談笑したり注意を飛ばしたり
実に活気のある場所に早変わりです。

わたしたちの周りを包囲網のように囲むファミリーキャンパーたち。
ともすれば、そのエネルギーに引きずられそうになります。

昼食は簡素に野菜中心で

10時30分、そろそろ昼食にしましょう。

内容は野菜中心でいいかな。
それに昨日もらったインスタント麺を入れよう。

ニンジンにじゃがいもを切って煮る。加熱している間にアスパラガスと舞茸、生姜を切っていく。
沸騰してきたら弱火にしてしばらく放置。

その中に乾燥麺を入れてほぐして食べる。

うん、おいしい。
ごちそうさまでした。

読書と休憩で一息入れる

あまり周りのことに意識を向けていては日常と変わりません。

高原まで来たのです、一人の時間を満喫します。

読書をして
ひと時休み

立ち上がって散歩したり体をほぐす。

なんてことないことを繰り返していきます。

これは自分に一息入れるための大切な過ごし方です。

それにしてもトンボが多い。
「秋の虫」として認識しているトンボが、7月にこれだけの数で空やテント周りにいると高原に来たことを改めて実感します。

昼食で中断していた読書も再開

時々空を見上げていく
本当に空が青い。ハイコントラストな風景だ。

飽きてきたらテントの中で昼ね…と思ったら暑すぎて眠れない。
そういえば、さっきの昼食の時点でタープの下は40度超えてたね、暑いわけだ。

ヒュッテ霧ヶ峰~キャンプ場最寄りの温泉

汗もかいたし、温泉に行きましょう。

行き先は「ヒュッテ霧ヶ峰」
霧ヶ峰キャンプ場から徒歩3分の位置にあります

なんとも風情のある外観。

入浴料は500円。
開業時間は14時から19時。
ただし明日土曜は混み合うので14時に来たほうが良いとのこと。

内湯ひとつだけの、想像以上に狭い温泉。
そのおかげで人との心の距離も近く感じる。

こうしたところもきっとファミリーキャンパーをはじめ団体行動を好む人たちの心にヒットするのでしょう。

温泉はpH10.5の高めのアルカリ性温泉。
肌がツルツルになり、肌年齢が若返る気分です。

買い出しのち、天気雨〜西友諏訪城南店

温泉の後は街へ買い物に行きます。

それにしてもキャンプ場から街に出るまで信号が全然ないのですね。
とうりでスムーズに町まで下りられるわけです。

買い出し先は昨日行った「いちやまマート」でもいいのですが、どうせなら別の場所にも行ってみましょう。

というわけでやってきたのは「西友諏訪城南店

所在地 〒392-0021 長野県諏訪市上川2-2062
営業時間 24時間営業(一部を除く)年中無休

ここでまたお酒や飲み物、食材を買っていきます。
店を出て見上げた空がとても広いです。

開放感が東京都とは段違い。

キャンプ場への帰り道で典型的な天気雨に遭遇します。
フロントガラスから見上げると雲の下だけの豪雨。

豪雨警報まで出てきました。

それなのに、そこからさほど離れていないキャンプ場には一滴の水も降ってなかった。

メリハリつきすぎだろう

夕食は缶詰めと雑談と共に

焚き火台に火をおこし
タープの下でそれぞれ夕食の準備を始めます。

鯖缶の中身を食べた後「この残り汁って何か使えないかな」 と考えます。

ミニトマトとチーズを入れて焚き火台の上で加熱。

暖まったトマトの甘みと溶けたチーズのうまみ。
残り汁の塩気が絶妙だ

「ああ、美味しいわ、これ」
すっかりご満悦です。

さらに昼に食べた乾燥麺も入れてみる。
「あ、麺が入んない。割って入れよう。どのみち柔らかくなる」
お酒も入り、だんだんと「いい意味で雑」になっていきます。

焚き火と缶詰め料理の時間。
なにをするわけでも、なにを語るわけでもない時間。

そんな時間がとても楽しいです。

19時、急に雨が降ってきました。
さては先ほどの雨雲か?

まわりのキャンパーさんたちはみんな一気にテントに戻っていく。

「みんなスゲー勢いで(それぞれのテントに)入っていったね」
「やっぱタープ最強ですね。張って正解でしたね。」

なにひとつペースを乱すこともなく、他人事のように、もぐもぐと食べ続けながら雨降る空とタープにあたる雨粒の音を聞く。

雨自体は30分ほどでやんだけど、そのままみんなでまったり雑談を継続していました。

霧ヶ峰キャンプ場2日目まとめ

21時、そろそろお休みの時間です。

朝8時過ぎから想像以上の数のキャンパーさんたちが入場したことに驚き

ファミリーキャンパーたちが織り成す怒号と歓声の入り混じる家族模様は、当事者でもないのに気疲れする感覚さえ覚えました。

言葉を飾らずに言えば、周りのキャンパーがうるさいのがイヤでたまらなかったのも事実です。
本当にどうなることかと思いました。

しかし、そうした予想外のことも込みで「それでも面白かった」というのが感想です。

”目一杯楽しもう。自分のペースを守りながら、新しいことや学んだことを活かしていく機会だ。

何をやりたい?どうしたい?
それらを自分に聞きながら一つ一つを丁寧にやっていこう。”

自分に向けて何度も問いを立てながら過ごしました。

おかげで静かな場所を好むソロキャンパーであるわたしが設営場所に選ぶ条件を真剣に考えることができました。

同時に、騒がしい場所であっても自分のペースを守り、感じていることを受け止め、うろたえずに過ごせたことは自信につながったと思います。

外に出れば、冷たい朝の空気や差し込む太陽の光
広がる青空、上がる気温、突然の豪雨

移ろいやすい天候は高原にいることを体験させてくれました。

この経験は私の感性を刺激し、感動する気持ちを湧き上がらせてくれました。

良いこともイヤなこともひっくるめてすべてを楽しみ面白がる。

そんな一日を過ごせたことを、ここに書き記しておきます。

関連リンクです

内部リンク

<1日目>
霧が峰キャンプ1~高速道路の入り口封鎖など旅の過程そのものが楽しい(2021年7月長野県1日目前半)
まさかの高速道路の封鎖からはじまった今回のキャンプ。そのことがかえってこれからの楽しみを予感させました。

霧が峰キャンプ2~ビーナスラインドライブと車山肩ハイキング(2021年7月長野県1日目後半)
今回のキャンプでもっともはしゃいでいた時間。これぞ高山キャンプという景色を車と徒歩で楽しみました。

<2日目>
霧が峰キャンプ3~静寂が好きなソロキャンパーが活気あふれるファミリーキャンプ場で過ごした日(2021年7月長野県2日目)
多くの人が集まりすぎて騒がしい雰囲気となったキャンプ場。静けさが好きなわたしは自分のやることに集中して楽しみの幅を広げることでペースを保てました。

<3日目>
霧が峰キャンプ4~撤収作業は駐車場への荷物運びが大変だった(2021年7月長野県3日目)
霧が立ち上る朝、優雅な朝食のあとは撤収作業。その撤収作業は思った以上に大変でした。

<まとめ記事>
霧が峰キャンプ5【まとめ記事】美しい高原はハプニングさえも楽しく味わえました(2021年7月長野県)
振り返ると初日から最後までいろいろとありました。それでも最後には笑って「また次へ」と言える高原キャンプのすばらしさ。
おまけとして「ハム1.5キログラムを焚火で炙りたかった」と「蚋(ブユ)に刺されてエライ痒かった」も追記しています。

外部リンク

<お世話になります>
霧ヶ峰キャンプ場

キャンパーさんによる霧ヶ峰キャンプ場の紹介(わかりやすい!)

<車に乗って高原へ>
ビーナスライン(公式)

夏の高原を走る!ビーナスラインの絶景ドライブルート

車山肩(くるまやまかた)

<高原ドライブの爽快さ~ビーナスラインの参考までに>
4K映像 絶景ドローン空撮「初夏のビーナスライン 霧ヶ峰高原」癒し自然風景

<お買い物はこちら>
・いちやまマート諏訪店

〒392-0015 長野県諏訪市中洲3588-1
営業時間 朝9時30分~夜9時
店長からひとこと:味・品質・価格・安全性そしてサービスにこだわったワングレードアップした店づくり、また、お客様の毎日の生活にとってなくてはならない「オンリーワン」の店づくりを目指してまいります。ご奉仕品を多数取り揃えて、従業員一同、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

・西友諏訪城南店

所在地 〒392-0021 長野県諏訪市上川2-2062
営業時間 24時間営業(※一部を除く)年中無休

<キャンプ場近くの日帰り温泉としていかが?>
・霧ヶ峰の温泉宿・ヒュッテ霧ケ峰

日帰りにて利用。入浴料は500円。14:00〜19:00。
土曜は混み合うので14時に来たほうが良いとのこと。