目指せ体力向上!~中年会社員武術家が作る「意志の弱さを補う仕組み」

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
武術の稽古をするにあたり体力がないという状況はなかなかいただけない状況です
しかし「私は意志が弱いです。加えて体力もないので持久走など拷問です。」
という自分がどうやって体力増加に取り組んだのか

ここでは「偶然を味方にした」ことで「意志の弱さを補う仕組み」を作り
体力増加への取り組みに至った話をしようと思います。

目次

苦にならない事実を見つける

切っ掛けは「なりゆきポタリング(自転車散歩)」でした。
ある時、自分の生まれ育った町で迷ったのです
良い年したオッサンがです!
ただ、テンションが高かったのか、妙にこの状況が面白かったので
そのままママチャリで午前中からずっとウロウロしていたのです。

長い期間住んでいますが、見るもの聞くもの新鮮であり
気付いたら夕方になっていました。およそ10時から17時まででしょうか

そしてこの時に「自分があまり疲れていない」事に気づきました。
持久走すらろくに走れない自分が、自転車とはいえ、昼も食べずに走り続け
そこに疲れを感じないのです。

ああ、私は走るのは嫌いだけど、自転車に乗るのは苦にならないのか
偶然の迷子がきっかけですが、そう判断するのに、この件は十分な説得力を持ちました。
私はこの発見を利用することにしました。

自転車を行動の起点としてみる

書籍によりますと、自転車の運動強度はランニングの三分の一だそうです。
私はこの表記を「10㎞走っても、ランニング3㎞程度の疲労しか感じない」と
とても自分の都合のいいようにとらえ
どんどんと頻度と移動距離、走行時間を伸ばしていきました

つまり全てではありませんが、移動する際の手段を自転車に切り替えていったのです。
稽古場への移動は電車ではなく、自転車で
買い物や催し物などに行く時も自転車で
その他の移動についても、出来るだけ自転車で移動するようにします
休日は走りやすそうな道を探した結果、河川敷に行き当たりました
以前書いた「稽古場所」を河川敷にした理由の一つはここにあります。

目標設定は後からでもOK

こうして自転車を利用する機会が増えていきました
運動強度が低くても、30分以上行えば立派な有酸素運動です。自然と運動する時間も増えてきました。

ある程度走れるようになった頃、私はこの時間を「体力の向上」に使えないかと思ったのです。
すでに散々乗り回しましたが、さらに稽古に利用したいという気持ちが出てきたのです。

普通は逆だと思います
目標を定めたのち、手段を構築する。その目標は高いほど尊い、といった感じです。
しかし、いきなり高い目標を掲げるのは良い事ではありますが、
同時に疲れてしまいます、足場を確保して昇り続けるのは想像以上にとても大変だからです。

私の場合はこれとは反対のアプローチでした
つまり体力向上を目的に自転車に乗り始めたのではなく。
「偶然見つけた」自分にとって苦にならない運動を体力向上に当てはめたのです。
手段を先に見つけて、目標設定を後に持ってきたのです。
だから私にとって「苦にならない状況を見つけた」という偶然はとても大切な手段を得るチャンスだったのです。

自転車利用は今でも継続しており、体力の向上に役立っています。
体重は減り、ナチュラルに鍛えた足腰は、移動稽古で有効に働きます。
全てにおいて有利とは言えませんが、非常に気に入っています。

私たち会社員にとって、時間をどう利用するかはとても重要です。
本来であれば、強い意志をもって着実に目標をかなえるのが正当な手段だとは思いますが
こうした「偶然」をとらえ、利用できれば、より少ない時間で、より自分に合った目標達成も可能であると思うのです。

「私は意志が弱いです。加えて体力もないので持久走など拷問です。
ですが自転車なら、半日以上乗り続けても苦になりません
私はこの事実に、自分の可能性を開くカギを見出したのです

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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