稽古場所探索2-なぜその場所を選んだのか

目次

創造と工夫、心に明かりを

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さて、
稽古場所の選び方について、引き続きお話ししたいと思います。

<前回のあらすじ>
私にとって日常の稽古場所で何が好ましいかについて説明しました。
まずは「一人になれること」です。
言い換えれば干渉の起きにくい状況です。
二つ目が「稽古が出来る」ことです。
望む稽古内容が出来るための空間がある事です
例として、自室と公園について挙げました。

JunoIwamiの今の稽古場所

最近は河川敷を利用しています。
理由は先に挙げた2つの条件を程よく満たしているためです。

1.「一人」を満たす
場所の都合上、通り過ぎていく人が殆どであり、人からの干渉が少ないです。
また、サッカー、野球などのグラウンドを必要とする人たちもいますが
練習場所から大きく動くことはないため、見られはしますが干渉されません。
このように、干渉される頻度や強度が低く抑えられるため、
自分の稽古に集中できます

2.「稽古が出来る」を満たす
屋外であり、広く使えます。空気が流れているため息苦しさは室内に比べて軽いものです。
地面はアスファルトもあれば、土、砂利、草と各種あり
移動稽古や踏込みを行うのにも問題がりません。
雷声も思い切りできます。
スポーツクラブのような快適さはありませんが、
場所が選択できる点、全力を出せる点など
やりたいことを躊躇なくできる点は大きいメリットと言えます

デメリットもありますが、それを含めた判断のうえ、現在は河川敷で稽古を行っています。
決定打になったのは「自分が望む稽古が出来る」事です。
自分が取り組んでいる武術の内容を考慮して、それに適合した場所であったことです。

人が違えば条件も変わる

例えばですが、私が素手専門(武器術の稽古は一切しない)であり、かつ移動範囲が狭く、踏込みの必要のない種類の武術をやっていたら話は変わったと思います。
もしそうなら、自宅または屋内稽古が大きな割合を占めていた筈です。
繰り返しますが私にとって大事なのは、自分が行う稽古内容の重要事項を把握して、それについて十分に取り組める場所であるか否か、です

最終的には「場所など、どこでもよい」という答えになりますが、
それは最後の話であって、そういう極論を持ちかけたいわけではありません。
その人が最適と思う、あるいは妥協できる「場所」が近くにある
これを見つけることが出来ると、「稽古をする」というハードルが下がり、継続的な取り組みに繋げられるわけです。

皆様は、どういう基準で稽古場所を選んでいるでしょうか
もし悩んでいたり、「場所を変えたい」という人がいれば
この話がその一助になれば幸いです。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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