演武会練習の強い味方~中年会社員武術家の中国拳法稽古記録の一部を公開

131219medium_1620130146photo credit: chicgeekuk via photopin cc

創造と工夫、心に明かりを
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さて、中年会社員武術家JunoIwamiは日々の稽古の内容や課題について記録を取っています。
・どんな練習をしたか
・何が出来て、何が出来ないか
・これからどうしたいか

この3つだけでも残しておくと、翌日または半日後の自分が稽古をする時にとても役に立ってくれます。

今回はそうしたJunoIwamiの稽古ノートの一部について話をします。
対象となるのは12月15日に行われた武当拳法協会表演会に向けての練習です。

練習内容は「雑式捶」という形意拳の型の一つです
雑式捶については前々回(雑式捶の特徴)や前回(型の動作)をご覧になっていただけると参考になると思います。

自分で言うのもなんですが、練習記録の全てを書くと「抜粋しても読む気が失せる程の量」となるため、本当にザックリと、印象的だったことだけ書いていきます

●演武会にむけて~準備から検証期間の記録

<<●演武会にむけて~準備から検証期間の記録>>

演武会への参加連絡が来てから、練習が本格化するまで、いきなりフルスロットルで取り組んでは疲れてしまいます。

そのため、演武会までの期間を4つに分け、準備編としてスロースタートから始めようとしました。

そしていざ取り組んだとき、この稽古記録に並ぶ言葉は「ヤバイ」「マズイ」「どうしよう?」いった語句ばかりでした

しかし良いのです。これで良いのです。
この苦悩と模索に満ちたスタートこそが、その後の改善を促す事に繋がります。
その記録を取る事、そして見返すことが、自分の内からエネルギーを湧き上がらせ
とてつもなく強い味方となってくれます。

◆ 準備~検証期間

<状況~事実と心境>
・演武内容が決まった。
・ヤバイ、型の順番を忘れている
・どうしよう、俺の燕の型ってこんなに不安定だったっけ?
・燕!燕の動作が不安定すぎる!!どうしたマイ下半身。齢か?
・やってる最中心がいっぱい、いっぱいだ。心に余裕を、顔に笑顔を

<どんな取り組みをしたか>
・型の順番を覚えよう
→先生、先輩方の過去映像と過去のノート発掘
毎朝の5分映像を見る
→見るだけじゃダメ。体動かさないと。
→…その他、多くて書ききれず

・燕の型を安定して実行する
→やっぱり基本が大事、三体式から始めよう
①正中線、②腰の緩み、③湧泉から呼吸
この3つは常に意識を切らない事

骨盤の安定化のために○○○○の方法を採用する。

仕事終わった。今22時。明日も早い。でも稽古はやる。
たとえ15分だろうと、やれば3つはヒントが出る

<何が出来て、何が出来ない?>
・型の順番はOK、でも連動が悪い
原因:7月の大会の時の動きが染みついている
対策:上書きする、次の動作を準備しておく

・燕の型
ひとまず体のすべてのパーツを意識の線によって繋げる。
→湧泉からのラインは確保、燕の型以外にも活用できるぞ
後はこれを如何にして腰から頭頂部まで繋げるか
腰の安定性が悪いから、連動が上手くいかない。
膝を痛めた。つま先と膝を合わせ損ねた事が原因。何やってるの自分

・来た!!!○○○○の効果が出る。
大腿部~仙骨への効き、肩甲骨の柔軟性が激増!
まさに驚嘆に値する

<どうしたい?>
・演武会本番までの緩い予定を立てる。適宜変更あり。
・11月中旬までに型の順番を整理して連動させる。
・安定性の向上~特に腰。燕では要注意。
・腰は沈める。
・精神的に余裕をもって取り組む

このような、記録とも感想文ともとれる事が「練習記録」として毎日つけられています
そこに書かれている事は事実であり、また(明日の朝には忘れてしまう)私が思ったことでもあります。

ご覧になっていただくとお分かりいただけるかもしれませんが、練習開始時は「型を一通りやる以前の問題」だった訳です。
この後は、更に仕上げ期間を経て本番に臨むのですが、今思い出してもなかなか厳しい状態からのスタートでした。

演武の結果はもちろん大事ですが、そこまでやった過程には様々な事が内包されています。
私が書いた練習記録には、私の気持ちが、私のやったことが、悩みや喜びの軌跡となって今も手元に残っています。

この記録は、残っている限り決して無駄にはなりません。
今後演武会があるたび、振り返ることが出来ます。
そしてそのたびに、私の武術家としての糧になってくれるでしょう。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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