私の武術の始まりは~切っ掛けは偶然の一言
創造と工夫、心に明かりを
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さて、考えてみれば自分自身のことをまるで話していなかったことに
今更気づきました。
今回は私の武術の背景について話していきます。
全部は述べられませんので、始めの、切っ掛けとなったことです。
ではいきましょう!
目次
武術を始めたのはいつから?
私の場合、武術を始めたのは大学に入ってからでした。
はっきり言って遅い始まりです
でも関係なかったのです、高校3年の卒業を控えていた時期に
「大学に入ったら、格闘技をやろう」と思い立ったのです
この時はまだ「武術」という考えではなく、体を動かして強くなりたい
そう思うのが精一杯でした。
始まりの2週間~無茶なスケジュールをこなす
大学にはサークル勧誘期間があるのですが
その間に友人たちといろいろと見て回ります。
ある人はテニスサークルに、ある人は論文系に、そしてある人は…と
やはり人によって所属するものは違ってきます。
で、私なのですが
ある意味この時の2週間が最も過酷で、
そして最も充実していた時期ともいえることをしていました
私はこの勧誘期間中のうち、2週間を使い平日の毎日を武術・格闘技サークル(部あるいは同好会)に出入りしていたのです。
詳しい日程は忘れましたが、
例えば
月曜日には空手(伝統)に行き
火曜日には少林寺拳法
水曜日にはフルコン空手
木曜日には合気道
金曜日にはこの曜日にやっている2団体のうちどちらか
…
…
アホですね、今見ても。
それでも向こうの方から見れば、一週間に1,2度現れる新入会員程度の扱いです。
まさか毎日万遍なく回っているとは思ってもいないでしょうから
「有り余っている体力を発散させてやろう」という感じで
丁寧かつ強力に教えてくれます。
正直、体力的には無理がありましたし、とてもきつかったですが
それだけに、理性ではない「体や相性が求めているもの」を模索できたのではないかと思います。
そして決めた場所、その一言
最終的には少林寺拳法のサークルに所属しました。
この時の勧誘説明会での一言は、今でも思い出せます。
「みんな、仲よく」
真面目で不器用そうな部長が、副部長に引き出されて困惑しながら言った一言がこれでした。
勿論今までの稽古から、ただの甘い言葉でないのは分かります。
それでも、暴力だけでない
自他の共存を前提とした在り方を、
よりにもよって「部長、最後に一言伝えたいことは?」の場面で言ったことに
嘘をつけない人の本心を見た気がしたのです。
私の武術の始まりはここからでした。
ここから現在に至るまで、種目は変えましたが、現在も続けています。
切っ掛けは先の一言「みんな、仲よく」だったのでしょう。
これは、日付をずらせば聞けなかった一言だったのでしょう
だから間違いなく偶然です。
後日部長に言っても「そうだったっけ?」と返されました。
そして、その偶然から先の継続は、自分の意志です。
楽しい事ばかりではないこの道ですが。
いままでの通りコツコツと進んでいきたい
そう思います。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より