腰からの力を伝えたい時の2ヶ所のチェック場所

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
武術に限らずスポーツでも良くある話ですが
「腰をリラックスさせて」とか「腰で回す」などと言われます。
一般に大きな力を発するための手段であり
私も先生から良く言われています。

そこで腰のまわし方を確認したり、
リラックスさせようとユラユラと動いて緩めようとするのですが、
どういう訳か、更に動きが硬くなったり鈍くなったりしてしまいます。

これは困りました。
「なぜ?これほど努力しているのに、私の体は応えてくれない!」と
フラストレーションが急上昇です。

上手く体が動かず、精神的に焦りが募り、
心に余裕がなくなるから、余計に体が強張る
この心身ともに厳しい状態の「出来ないスパイラル」を解決するにはどうしたらよいのか?
それを模索した結果
「腰以外の場所」をチェックする事によって、解決の糸口が見えました。

基本的な考え方~原因はどこにある?

「もし、腰が緩むことで力が伝わるなら、
伝わりが切れた場所が一番強張っているのだから、
腰を見るのではなくて、
その前後にある、強張っているパーツをチェックしてみてはどうだろう?」

そこで私は、
1. 腰から上にある肩甲骨の周り
2. 腰から下にある膝の角度
この二つをチェックしたのです。

検証と対策~その予想はあっているか?

まず、腰を緩めようとしたときに肩を意識すると、肩が前方にズレていたことに気づきました。

そのため力が逃げて、伝達が出来なかった事が分かりました。

そこで肩についてはストレッチを十分に行い、肩甲骨が背中からなるべく離れないようにしました。
これを心掛けたところ、肘くらいまで力の伝達距離が延びました。
よし、拳への力の到達までもう一息です。

次に膝に注目すると、過去に痛めた経緯があるため、必要以上に力が入っていて、
腰からの力がそこでストップしていました。
これでは動きもギクシャクしますし、強い突きも打てません。

ここは膝を手でさすりながら「もう治っているから」と自分に言い聞かせながら
ゆっくりとストレッチを行い
つま先の角度と膝の位置が一致するように確認しました。
これにより体重やねじった時の負荷が膝にかかる割合を減らしたのです。
こうすることで、余計な力を入れずに立つことが出来たので、腰からの力が踵やつま先まで届きやすくなっていると感じました。

この取り組みで得たものは、少しだけ広い視野

こうして、原因となる腰そのものではなくて、その前後を見るという試みは
患部に直接アプローチせずに、周辺とのトータルバランスを整えることで対処する」という
少し広い視点を教えてくれました。

「できない、できない」と嘆いていた状態から
ほんの少しの工夫で脱出できた
些細で、でもとても喜ばしい出来事だったのです。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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