ニーズに応える~もっとダイナミズム

創造と工夫、心に明かりを

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さて、自分の稽古や演武を動画として記録して確認するという手段は有効です。
最近は「現時点での本気演武」を何度も確認しています。

その感想ですが、何と言えばよいのでしょうか、こう
ダイナミズムが足りない!
といった印象が残ります。

打てているところで満足していると言いますか
もっとこう、「躍動感」を全面に出してもいいはずです。

伝統拳のクセでしょうか、なるべく大きな動きは見せないで、小さく鋭く打ち抜く
そんな目論見が見え隠れしています。
その目論見が、演武という表現重視の舞台にあってはとても違和感のある印象を受けます。

「その舞台には、その場にあったニーズがあるのなら
私は、それを満たすために全力を尽くしましょう!」
そう思っていたのですが、こうして改めて見ると
まだまだ精進が必要なようです。

基本を押さえつつ、そこに合ったものを提供する。
今回のような演武会であれば、力の動き、キレ、歩幅、発勁といった項目です。
例えば、「もっと背部の力を抜き、足先から腰~拳頭までの力を伝達する機構を維持する」
という意識をもっと強くもてば、今よりも強い力が分かりやすく表現できたのではないかと思います。

このように動画を見ながら課題を見つけてはそれを潰していき
良いところはそのまま、あるいは現状以上に再現する。
その繰り返しの末に、どんな演武を見せることが出来るのか
結構楽しみです

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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