体を早く目覚めさせて稽古にダッシュ!中年会社員武術家の体であってもソフトに素早く目覚めさせる方法

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
朝起きて、ベッドから出て、一歩二歩、
三歩目でいきなり全身にフルパワーを入れて、大きく構えたことはありますか?
強力な腹式呼吸をやりながら

私はやりました。あふれ出るやる気とともに!
そしてここに宣言します
止めた方が良いです、いや本当に

心臓に痛みが走り、「ハウッ!」って言いながら
そのままもんどりうってベッドに倒れましたから
いやあ、あれはやばかったです

そんな訳で、朝の起き抜けというのは
例えやる気がフル充填されていても、体が起きていないので無理は禁物です。

しかし!
朝の目覚めから早速稽古がしたい!
体が起きるまでの間も稽古する時間にあてたい!
そんな稽古ジャンキーにも、希望の光があたっても良い筈です

そこでここでは、「目覚めつつも稽古をしたい人」
また、そこまでいかなくても「なかなかエンジンがかからない」という人に向けて
私なりの「出来るだけ早く目を覚まして、次の行動に素早く移る」ための方法を説明します。

目次

とても簡単な動作で、体を目覚めさせよう

左右の手のひら合わせ、素早くこすり合わせて摩擦して、
手のひらが温まったら身体の各部をさすっていく
これだけです。

この簡単な動作が、体の神経を刺激し、緩やかに血流を増加させ
ソフトにそして素早く、稽古の出来る体まで目覚めさせてくれます

さする場所もおおむね決まっていて
顔や頭部をはじめ、腕、腹、腰、臀部、大腿部、膝、脛から足先へ
上から順番にさすっていきます。
立ってやると腰から下をさするときにバランスを崩す恐れがありますので、
朝一では椅子に座ってやった方が安全です。

思いっきりさすったところで体への負荷は低いですし
息を止めてやるほどなら、おそらく体は既に起きています。
むしろ力を抜いて、サーッとさすった方が
手のひらの温度が上がりやすく、目覚めやすくなります。

この動作の良いところは、
手のひらを擦り合わせるという単純動作のため
老若男女の区別なく
起き抜けはもちろんの事
二日酔いでまともに頭が働かなくても
徹夜でハイになった頭でも
やることが出来ます

どんな効果があるのか

手のひらをこすり合わせるという事は、脳や脊髄から最も遠い神経の一つである指先まで刺激されます
更に摩擦で熱くなった手のひらが、敏感な顔や、もう一つの遠い神経である足先にまで触れてくるのですから
軽い負荷の動作に割に、全身の神経を刺激することが出来るのです。

また神経だけでなく、心臓もポンプとして緩やかに活動を始め、
全身へ血液を運んでくれます
急なフルパワーで感じた心臓の痛みともサヨナラです。

更に、これはやってみると分かるのですが、
たとえ座ってさすっていても、膝から下をさするのが困難な場合があります。
こういう時は、その手前、つまり腹部や腰回りをさすり続けることで柔らかくなり
手が届くようになります。
ひょっとしたら腕の根元も固まっているかもしれません。

起き抜けにどこが硬くなっているかを感じて知る、という事は、
今の生活習慣での身体的な健康状態を把握する面から見ても、とても有効です。
そのうえで稽古を行うのですから、どこに負荷がかかるか
どういう稽古を行うべきか、事前に把握できます。

さすってさわって、さあ稽古へ

手のひらを合わせてさする、それだけで
「目覚まし!体調チェック!そして稽古へ!」
何ときれいなコンボが出来るのでしょう

さあ、今日も稽古です
ちょっとテンションが上がってきましたので、もう一度派手にさすってきます
少し腰回りを入念にさすってから、今日の稽古に臨みたいと思います。

終わりに~そもそも起き上がれないなら、もう一つのやり方を

どうしても布団から起きられない、そんな状態もあると思います
そんなときは寝たまま手のひらと足の指を開いたり閉じたりする動作もあります。

実感した限り、心臓をポンプとして働かせて全身に血流を流し
目覚めを促進させる方法としては、これが一番効果的でした。

しかし、私の場合ですが、この動作は寝たままやるため、途中でそのまま二度寝するという事態が頻発しました。
2週間にわたる検証の結果、二度寝の誘惑にはあらがえないと判断し、
今は泣く泣くこの方法はやめています。
私、意志、弱いなあ

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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