想いを届ける動画作りのお手伝い「いのちの森対談」撮影編〜2020年8月湯河原

内なる豊かさを大切にする岩見です、ごきげんよう

2020年8月快晴
わたしは神奈川県の湯河原に足を運びました。

温泉で湯治?
のんびり観光?

ノンノン!
なんと対談動画の撮影、収録のためです。

以前このブログで「動画作成が楽しい!」と書いたところ、お声がけしてもらいました。

人生なにがあるかわからないものだと、わたし自身が一番驚いています。

今回の話は菊池かおりさん(カウンセラー・セラピスト)が主催する「いのちの森」活動の一環として行った対談動画の作成についてです。

すでにご本人がブログの中で紹介しているので詳細についてはそちらに任せ、ここでは撮影時の舞台裏の話をしていきます。

届けたい想いがある
伝えたい人がいる

そうした取り組みを動画に残すお手伝いは、完成品はもちろんのこと、作っている最中もドラマがあるのです。

目次

動画 いのちの森対談〜深澤里奈子

はじめに、出来上がった動画を貼り付けておきます。

動画は菊池かおりさんのYouTubeチャンネル「音の葉語り」で公開中です。

菊池かおり「いのちの森」とは

今回の活動である「いのちの森」とはどのようなものでしょう?

その内容を知ってから動画を見たいという慎重派のあなたにこの項を捧げましょう。

わたしの口から語るのも良いですが、ここは本人のブログから抜粋してくることにします。

『菊池かおり いのちの森活動』
”「いのちの森」とは、「あなたのいのちの使い方・活かし方」という
オンライン茶話会をきっかけに生まれた構想です。

いのちが繋がり、生かし合い、輝き合っている森のイメージから名づけました。

そこにいると自然に元気がでたり、本来もっている生命力が蘇ってくる場所や繋がりを
創っていくことを目指しています。”

  • 「いのちの森対談①」~いのちの本質とつながりながら楽しく軽やかに生きる秘訣とは~
  • より抜粋

    対談ゲスト〜深澤里奈子(ご縁の杜)

    記念すべき第一回対談
    ゲストは深澤里奈子さん。

    神奈川県湯河原にある「ご縁の杜」の経営者です。
    (外部リンク ココロとカラダが整う温泉宿 湯河原リトリート ご縁の杜

    女性としての柔らかさと朗らかな明るさ
    軽やかに生きる姿勢を持ちながら経営者としての手腕が両立するお人です。

    ご縁の杜はわたしも何度も宿泊させてもらっており、美味しい料理や居心地の良さ、たくさんの本に囲まれた良い宿です。

    ご縁の杜での打ち合わせ

    東京から電車に乗ってトコトコと移動
    湯河原駅でかおりさんと合流します。

    そこから徒歩10分くらいでご縁の杜に到着です。

    さっそく深澤里奈子さん(以下「りなちゃん」と表記します)と挨拶し打ち合わせに入ります。

    ざっくりとした対談の流れ
    お互いの伝えたいことについてすり合わせ
    近況の雑談など

    すでにこの段階でずいぶん良い話が出ています。
    その様子は番外編の映像で一部を収録してますのでご覧ください。

    完成された動画もいいですが、こうした様子も「メイキング映像」としておいしいのでこっそり撮影しておきます。

    撮影場所は幕山公園

    打ち合わせが終わり、撮影場所となる幕山公園(公式では「まくやま」読み、一部では「ばくさん」とも聞く)に移動です。

    車の中でワイワイ話しながらの時間が楽しい。

    快晴なこともあって公園に着くと家族連れがバーベキューや川遊びを楽しんでいます。

    空は青く、緑は濃い
    実に良いピクニック日和です。

    りなちゃんの案内でいくつかある撮影候補地に向かって歩きます。

    しばらくして、ここはどう?と示されます。

    緑が多く座れる場所もあるのでいい感じです。
    いのちの「森」ですから木々のある環境はおさえておきたいものです。

    「いいですね。

    ただ、葉っぱの影が顔にかかっちゃいます。

    対談が長時間になった時の太陽の傾きも考えると、あまり影が出ない方がいいかも」

    わたしの口から(素人のくせに)スラスラとそれっぽい言葉が出てきます。
    コンセプトにはマッチしますが、撮影条件としても少し変化に富みすぎています。

    「屋根があった方がいい?」

    「そうですね、(そういう場所)あります?」

    「ええ、奥の方に」

    「では、そちらに向かいましょう」

    っとその前に
    この緑の多い中で記念撮影をしておきましょう。

    「屋根があって、光量が一定で、人もあまりこない、座れるところ」という環境。

    そんな都合の良いところなんて…

    「ここです」

    あっさり見つかりました。
    さすが地元の人は違いますね。

    屋外舞台のような場所。
    そこが今回の撮影場所となりました。

    撮影に向けてシンプル機材設営

    今回の撮影は初めてということもあって機材はとても簡素です。

    映像撮影はiPhoneのみ(しかもわたしが使っているiPhone7PLUS)。
    2台目のカメラとかも持っていきません。

    そしてiPhoneにつなげるマイク。

    襟元につけるタイプ(ピンマイク)のSAIREN製「D.Lav」を使うことにしました。

    以上
    わーお、シンプルゥ!

    マイクチェックを始めます

    さあ、マイクチェックの時間です。

    対談者のおふたりには雑談をしてもらいます。
    その音声を録音しながら音を確認していきます。

    話している音の大きさ
    周囲の音(特にセミの声)をどこまで拾うか
    ノイズの有無はどうか?

    収録後に音声の編集ができるかどうかわからないため、少しでも良い音で録音できるようにします。

    音の確認をしたあと、最後に三脚とiPhoneの位置や角度を確認して撮影準備完了です。

    収録中のカメラマンがやること

    「『よーい、スタート!』って言って始めると緊張すると思うので、このまま雑談の流れで自然に始めてください。

    録画はもう始めてますので」

    対談者のふたりに声をかけます。

    あとはもう任せるしかありません。

    カメラもマイクもやることだけのことはやりました。
    ここからさらに手を出すとかえって厄介なことになりかねません。

    なので2人の話を聞いていきます。

    考えてみると経営者の話をこうして生で聞ける機会というのもそうそうありません。
    真剣に聞きながらメモも取っていきます。

    後から聞いた話だと
    カメラの向こうでわたしが頷いたりメモを取っていたおかげでずいぶん話しやすかったそうです。

    他にも、編集段階でカットになりそうな空白時間や「えーと」といったいったセリフが出てきたらメモしておきます。

    りなちゃんは自分で作ったイラストを使って説明するので、それらを画面のどこに配置するかといった構図もこの段階で走り書きしておきます。

    …案外、暇なようでやることが多かったです。

    思惑を超える盛り上がり対談

    これは「なるだろうなあ」と思っていて、そのまま予感が的中したことなのですが

    当初は
    「大体30分くらい話して
    いらない部分をカットしていって
    最終的に15〜20分くらいの映像にしましょう」
    なんて考えてました。

    でもまあ内心、無理だろうなと思ってたんです。

    で、本当に無理でした。
    予定は未定で決定ではないと、しみじみします。

    わたしの思惑をよそに、ふたりの対談が弾む弾む。

    撮影しながら「どこをカットするか」を考えながら聞いてたのですが、カットする場所がほぼない。

    そんなノンカットな話が続いて気がつけば40分ほど

    収録時間は伸びることはあっても縮むことはあまりない
    そんな誰かのつぶやきを思い出しました。

    対談後は散歩と温泉と打ち合わせ

    対談が終了し撮影も終わりました。
    せっかくなので食事や散歩に行きましょうという流れになりました。

    近くの神社に寄り、御神木を見たりお参りしたりと湯河原を楽しみます。

    今まで何度も湯河原(とご縁の杜)に来ていますが、ほとんど駅と宿泊施設との往復ばかり

    こうして散歩をして街並みを感じる機会が持てるのはとてもありがたいです。

    散歩の後はご縁の杜に戻り、温泉で汗と疲れを流した後に最後の打ち合わせです。

    どういう表現で何を示すか?
    出せるアイデアを出していきました。

    撮影素材として忘れているものはあるか?
    ひとつひとつ確認していきます。

    濃密な時間というのはこういう時間を言うのでしょう

    今できることの最高を作っていく。
    できることをギュッと詰め込んでことに当たっていく。

    しまいにはわたしの今後についても話を振られて
    いろいろと考えていることや感じていることを白状していました。

    そんな満足感と
    そしてこれから始まる編集作業への大変さを胸にして帰路につきました。

    軽やかに、熱意を持って取り組む

    振り返ってみると対談の話が出てから撮影日に至るまで随分と駆け足で準備してきました。

    当日も慣れない取り組みでいっぱいいっぱいというのが正直なところです。

    しかし軽やかさと熱意の両方を持ってやれたと感じています。

    上で紹介したように、動画はすでに編集も終わり、公開もされています。

    実際にやってみてわかったこと、できなかったこと、今後チャレンジしたいことなど多く見つかりました。

    その辺りもふまえて、次回は「機材編」と題して撮影時に使った機材の話を書こうかな。
    それともパソコンで編集した時の話を書くのもいいかもしれません。

    試行錯誤を重ねて少しずつなにかを作るのは、苦しさもありますが楽しさもあるのです。

    9月には第2回の「いのちの森対談」の収録も終わり、動画も公開されています。

    少しずつスキルを上げて、いろいろな人が持つ想いを多くの人に伝えられればと思っています。

    そんなお手伝いの話、撮影裏話でした。

    <関連リンクです>
    武術の稽古映像を編集するのは楽しくて、Youtubeに投稿したら現実は優しいことを実感しました
    対談の撮影機材をシンプルにした理由と使ってみた感想を語ろう〜2020年8月湯河原「いのちの森対談」

    <外部リンクです>