武術の練習時間確保計画での失敗~必要なのは小さな実績でした

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
何かをするときは、まず計画を立ててからの方が良い。一般的に良く言われている事です。

武術の練習時間が確保できなかった頃、この言葉を信じて自分なりに練習時間確保のための計画を立てた事があります

結果は惨敗でした

今回は失敗例の話です。練習時間を増やすために、初めから計画を立てる時、何を間違えたのかを示します。

●1.失われていく情熱と湧き上がる言い訳
●2.それは計画じゃない、ただの願望だ
●3.実績という名のペンで計画を書き直す

中年会社員武術家JunoIwamiがわざわざタイマーを使ってまで「小さなスタート」にこだわるのは、小さな実績が計画立案には不可欠だと知ったからです。

<<●1.失われていく情熱と湧き上がる言い訳>>

まずは計画を立ててみました。「こうありたい、あるべきだ」と思う自分の姿を思い描き、そのために邪魔になりそうな障害を排除する方向で組み立てました。

武術の練習のための時間確保という明確な数値目標があったため、それなりの手順が出来ました。そして計画を完遂しようと目指したのです。

するとどうでしょう?やる気がゴッソリ削がれていきました

始めは良いのです。美しい計画が出来ていき「おお、これなら2週間後には60分も時間が確保できるじゃないか!」と感動さえします。

しかしというか当然と言いますか、やはり現実は厳しいです。
日々の忙しさに疲弊し、美しい計画は全く進まず、自分の思惑と現実とのギャップに無力感が募っていきます。

また時間が経つごとに、それをやらなくても済むような言い訳が頭に思い浮かんできます。
平和な日本で武術をやる理由を考え始めたり、無理して練習して体をおかしくしないかと必要以上に心配したりと様々です。

やりたいという情熱と同時にそれを拒否しようとする思いが、心の天秤の反対側にどんどんと積み重なっていきます。

一日経つごとに「そんな情熱もあったよね」と熱が冷めていくのが分かりました。

<<●2.それは計画じゃない、ただの願望だ>>

しばらくそうした状態が続き、結局進展がないまま、いつしか自分の立てた計画も見なくなり、練習時間の確保もままならずに日々を過ごしました。

そうしたある日「やっぱり何とかしないと」と計画表を見直してみた時、明らかにおかしい事に気づきました。

これって、ただの願望じゃん

計画を立てようとした当時、「こうありたい、こうあるべきだ」というビジョンを目指していたのですが、それを計画として紙に書いたとき、全く現実を反映しないで計画を立てていたのです

計画を立てるということは大事ですが、現実を見据えていない計画はあまりに理想的過ぎて実行するのに大変な労力が必要となります。
そうした間違いに気づかなかったのですから、それは挫折もするわけです。

<<●3.実績という名のペンで計画を書き直す>>

私にとって、この失敗には2つの発見がありました。
一つ目は「美しい計画に未来はない」という事
二つ目は「もっと現実にあったやり方に切り替える」という事です。

現実に合わせるため「5分だけ頑張るルール」を設定して自分の実行具合を見る事にしました。また「タイマー」というアイテムを使う事で、気力や根性で頑張るという精神的負荷を下げました

これで少しでも練習時間が増えれば、それが実績になります
その実績をもとにして、もう一度計画を立て直すのです。

計画→実行ではなく、実績→計画→実行(実績)です。
始めの一歩目で転んでしまいましたが、そこからうまく立ち上がることで現実的な計画を立てることが出来るようになりました。

そう考えますと、失敗すら愛おしく思えてくるから不思議です。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より