武術の稽古は積み重ねが大事だと思うから~稽古メモはEvernoteに集約して振り返れ!
創造と工夫、心に明かりを
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さて、
中年会社員武術家JunoIwamiにとって、武術の稽古は積み重ねの連続と言えます。
これは今日の自分を上達させるために、昨日やった事を十分に利用するという考え方が前提となっています。
そして「昨日やったことを利用する」ためにも稽古メモや練習記録が必要です。
記録があれば、前回の自分が何を目的としてどのような練習を行ってきたのかを正確に思い出すことが出来ます。
今回はせっかく作った稽古メモや練習記録を振り返るため、どこに稽古メモや練習記録を残すかについて話していきたいと思います。
●1. 集約場所はスマートフォン+Evernoteにする
●2. いつでもどこでも自分のやったことを見返せる
●3. 活字と写真、時には動画も見返せる
「正確な思い出し工程」があるとないとでは、上達に向かう方向と勢いが全く変わってきます。
目次
<<稽古メモの使いどころを考える>>
思いつきで練習内容を決めるのではない限り、前回やったことを踏まえて練習した方が効果的な練習が出来ます。
そのため稽古直前にスムーズに前回の稽古内容を振り返る必要があります。
●1. 集約場所はスマートフォン+Evernoteにする
私は現在iPhoneアプリのひとつであるEvernoteを利用して、稽古メモを一か所に集約しています。
練習直後のメモや風呂に入っている時に書きつけたメモをそのままにしてしまうと、情報がばらけてしまい、次回の練習の時に見返すことが困難になります。
そこでそれぞれのメモをつなぎ合わせるためにEvernoteを利用します。
Evernoteというアプリは、手書きメモの写真も撮れますし、文字も入力できます。
撮影したメモや直接入力したメモには「武術稽古メモ」という名前の「タグ(ラベルのようなもの)」をつけて保存します。
こうしておけば、次回稽古場所に向かっている時や準備体操をしている時に「武術稽古メモ」を検索すると、前回までの稽古内容や気づいた点がズラズラと出てきますので振り返る事に手間がかかりません。
●2. いつでもどこでも見られる
スマートフォン+Evernoteの組み合わせのを使うメリットの一つは、いつでもどこで持ち歩いていることです。
そのため気が付いたときに見返す事も出来ますし、逆にふと思い立った時にメモとして利用することが出来ます。
リマインダー機能と組み合わせて、決まった時間になったら特定の稽古メモを表示させるという事も出来ます。
私は平日17時20分に「背筋を伸ばせ、重心は安定しているか?」と表示させることで、疲れてだらしのない姿勢になることを予防しています。日常所作を稽古に活かすことの大事さを思い出させてくれます。
24時間稽古から離れたくないという人にとっては本当に夢の小道具です。
●3. 活字と写真、時には動画を参照する
スマートフォンは活字や写真を自由に見ることが出来ます。自分が作った自分のためのメモ、これは強力な教科書であり、世界に二つとない自分専用バイブルとなります。
更に加えて動画まで見れるのです。
これにより自分の動いている姿を見返して反省材料にしたり、先生の動きをいつでも見返す事が出来るようになります。
<<気分や思い付きに左右されない「軸」を持つために>>
私は愚直に地道に歩んでいく事による上達を望みますが、ついつい別の事に手を出してしまいます。
この誘惑を拒否し、昨日の自分から情報をもらうため、たとえ短くても、それこそ1行未満でもメモを取っておき見返すことが出来れば、昨日の目的を思い出しそこに向かって今日の自分を突き進める事が出来ます。
自分自身の方向性を明確にするためにも稽古メモ、練習記録は一か所にまとめて、直ぐに見返すことが出来るようにしています。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より