疲れて呼吸が浅くなる事を防ぐ~中年会社員武術家による腰骨を立てて呼吸を楽にする方法
創造と工夫、心に明かりを
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さて、
週末やら決算期を前にして、少々お疲れモードの中年会社員武術家JunoIwamiですが、こうした時には「腰骨を立てる」事で呼吸を楽にして疲労を緩和させています。
この方法は上半身の重みを自然に逃がし、そのまま足に力が伝わるようにも出来るため、中国拳法を練習している自分にとってはとても重宝している方法です。
●1. 腰骨を立てて、骨盤とバランスを取る
●2. 疲れている時の姿勢は呼吸が浅い
目次
<<柔らかに使う腰周り>>
年を重ねると、腰や背中が硬くなってくるとよく聞きます。
柔軟体操も良いのですが、日常の所作や姿勢で補うことが出来ると、とても楽に解決できることも多くあるのです。
●1. 腰骨を立てて、骨盤とバランスを取る
疲れている時は骨盤が後ろ側に寝てしまいます。そのため一度骨盤を垂直に立てて起こし、その後腰骨だけやや後方へ引き上げます。
腰骨の位置は引き過ぎると腰骨が反ってしまい腰痛の原因となるので注意です。目安は自分が一番楽に呼吸が出来る位置です。
いずれにせよこうすると、腰骨から背骨~胸部といった縦ラインが繋がるため余計な力がいりません。
腹部の圧迫がないため腹式呼吸が楽になります。
また武術家として外せないのは、この腰骨の位置は、下は足先、上は肩を通って手先まで力を伝達させる起点となる事です。
●2. 疲れている時の姿勢は呼吸が浅い
疲れていると骨盤が寝てしまい、更には腰骨や背中のラインも後ろによりかかるようになります。
横のイラストを見ると分かるのですが、この姿勢では頭の重さが首や肩にかかるため無理がありますし、腹部を圧迫するため、呼吸も知らず知らずに浅くなってしまい「気付いたら疲れていた」という状況になります。
私はこの状況を何度も味わったので、最近はこうした姿勢にならないように一定時間ごとにリマインドをかけています。
<<洗練された動きを身につけよう>>
上半身の重さが腰を通って下に下がるという事は、自然に上に昇る通り道も体の中で作られています。
力の通り道が出来ているときの効果は、歩いている時や椅子から立ち上がる時にスムーズで軽やかな動きとして現れます。
日常の所作をうまくコントロールすることで洗練された動きを身につけ、いつでもすぐに対応できるようにしたいものです
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より