みなかみアウトドアキャンプ場リバーストーンは快適さと驚きに満ちていました~2021年9月群馬県グランピング

豪華で贅沢で快適なキャンプを味わってきた岩見です、ごきげんよう

2021年9月、初めてグランピング(グラマラスキャンピングの略称)なるものを体験してきました。

場所は群馬県水上(みなかみ)にある「みなかみアウトドアキャンプ場リバーストーン」。

感想は「豪華!」の一言。
まさにいたれり尽くせりな快適キャンプそものでした。

清潔感あるキレイなコテージ
アロマ香る部屋

部屋はエアコンで温度も湿度も調整され
雨音も気にならない防音性

リビングで集まり歓談し
部屋でくつろぐ時間をすごす

食事時には食材をスタッフが運んできます
あとはBBQで食して楽しむだけ!

お酒を飲み肉を食べ談笑を楽しんだら
ふかふかのベッドへダイブして就寝

リッチ&ゴージャスなキャンプは豪華ホテルでの宿泊と遜色のないものでした。

「…あれ?キャンプって、なんだっけ??」
普段のソロキャンプとはかけ離れたキャンプスタイルに違和感が胸に沸き上がります。

そんな違和感と驚きが混在する初グランピングの様子をお送りします。

目次

みなかみアウトドアキャンプ場リバーストーンの概要

グランピングの場所となったのは群馬県にあるアウトドアキャンプ場「リバーストーン」

宿泊施設はコテージタイプ。
しかも新築です。

見た感じ1年くらいしか経っていないようでした。

2階建ての2LDK
トイレ(ウォシュレット付き)と風呂は1階にあります。
部屋数は1階、2階ともに1部屋ずつ。

部屋にはそれぞれベッドがありました。
どこでもくつろげます。

リビング兼ダイニング(キッチン)も広くて集まって飲み食いすることが出来ます。

外にはハンモック。
揺られながらの読書には丁度良いです

バーベキュー場は屋外、コテージの目の前にあります。

バーベキューで酒盛りを楽しみ、疲れたらつまみだけもって部屋に直行して休むことも出来ますし、ハンモックで寝そべるグータラ人間となることも可能。

「これ、もはやキャンプとかじゃてくてリゾート施設だね」というのが端的な(良い意味での)感想です。

至れり尽くせりな環境が整っているグランピング施設「リバーストーン」。
ここでの初グランピングがどのようになるのか楽しみです。

到着、リバーストーン

12時30分、「リバーストーン」に到着です。

通常のチェックインは16時からですが、アクティビティのひとつであるキャニオニングをやる予定だったのでこの時間に入ります。

残念ながら小雨降る天候で水温も低くなっていたためキャニオニングは中止になりました。
が、それはそれでいいと思います。
その分コテージの中でまったりと休んでいればいいのです。

新築コテージの快適環境がお出迎え

リバーストーンでの宿泊施設は新築のコテージです。

いかなる風雨も防いでくれるコテージ。
そこに荷物を運び込んだら準備(設営)は終了です。

なんて楽で快適なんでしょう!
普段なら雨のキャンプは濡れながらの作業になりますが、さすがグランピング施設です。

「そっかあ、テント設営とかもやる必要ないんだな」
あまりのあっけなさに物足りなささえ感じるほど。
大所帯のテント設営という手間と時間がマルっとなくなりました。

道中で買った食材や飲み物、お酒類などは備え付けの冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
地味なことですが、食材の保存(保冷)に気を割く必要がないのはキャンプとしては実に気が楽です。

「こうやって、人はどんどん利便性の誘惑にハマっていくのだろうな

…それはそうと設営しないで済むからスッゲー楽じゃんヒャッハー!」
ダメ大人、ひとり誕生です。

一応言い訳をしておきますと
わたしは雨に濡れそぼりながらのテント設営とか
雨が止んだ瞬間を狙っての一斉テント設営とか

そういうイベントじみたキャンプも好きなんですよ
ホントデスヨ(こちらの記事をご覧ください)

コテージに集まっての雑談タイム

当初はキャニオニングをやる予定でしたが小雨やら水温の低下やらで結局やらないことになりました。

時間が余ったので、なにをやるわけでもなく集まっての雑談タイムが始まります。

総勢8名くらいの参加者はひとつのコテージに集まり、テーブルを寄せ合ってくつろぎます。

その賑わいはグループキャンプの様相であり、新築コテージという空間も相まってまるでホテルに集まっての小旅行です。

時には外に出て山や木々に囲まれた環境の空気を吸ったり、部屋のベッドでゴロゴロするのもあり。

騒ぐも落ち着くも自由。
楽しみ方を選べるというのはある意味キャンプらしいといえますね

食事にグランピングの良さを実感する

コテージという家屋や設備といった部分でも十分に豪華さを満喫できる状況です
ただまあ正直な話、ここまでは「グラマラス(魅力的)」ではあってもキャンプ要素があまりないと感じていました。

ところがここにきてキャンプ要素が出てきました。
それが食事です。
夕食と朝食の状況はホテルを利用した旅行では味わえないものでした。

夕食ではワイワイとお酒を飲みながらのバーベキュー
屋外で火を見ながらの雑談が楽しい

朝食ではパンケーキを作り
コーヒーを飲みながら一息つく

自分たちで料理を作るからこそ起きるイベント(ハプニング含む)は楽しく
他人任せで完了できる行儀の良い旅行とは違うキャンプらしさを感じました。

キャンプが持つ自由さとグラマラスな環境が合わさっての「グランピング」

ここでようやく実感を得ることが出来ました。

豪華バーベキューで酔いつぶれる

そんな夜のバーベキューの様子を紹介します。

夜になると食材が運ばれバーベキューが始まります。
ホームページから夕食の内容を引用、抜粋しますと以下のようになっています。

”豪華ステーキBBQ(ヒレ、ハラミ、タン)
ブイヤ―ベース オマールエビ 他魚介(リゾット)
サーモンマリネ
生ハムサラダ
ボトルワイン
豪華デザート(bossanovaのショコラや有名店GARBAのバームクーヘン アイスクリーム付)
季節により異なる場合がございます。”

なかなかに豪勢な内容です。
食材と一緒にレシピも渡されていたはずなので、それに従って作っていけば安心、のはずです。

…なぜこんな記載になっているかと申しますと、この頃わたしは完全に酔っぱらっており、ほとんど記憶がないからです。


見よ、この有様を!

写真も撮っていません。
(ここに掲載するほとんどの写真は他の参加者から快く提供していただきました、感謝!)

普段料理をしている人は腕を振るって料理しています。
「簡単な男のキャンプ飯」しかしない私は豪華な食材にアワアワしているだけだったような気がします。

なんかこう、リア充キャンプっぽいです。
後先のことを考えない楽しさに全力投球していたのだと思います。

朝食はパンケーキとコーヒーで

朝食も自分たちで作ります。

材料は早朝にスタッフさんが持ってきてくれます。

運ばれてきたのはパンケーキセット(レシピ付き)
パンケーキ用の粉は姉妹店であるGarbaCafe(バームクーヘン菓子店)で使っているものを提供してくれているようです。

パンケーキを作り
スクランブルエッグ(卵は育成からヘルシーに育てている大島卵だそうです)を作り
ソーセージを焼く

ドリンクとしてはコーヒーを頼み、ポットに入って提供されます。
他のソフトドリンクも注文可能です。
パンケーキセットに入っている牛乳を飲むのもありですね。

部屋には備え付けのコーヒーメーカー(割と高級モデルらしい)があるのでコーヒーが足りなかったり、エスプレッソが飲みたいならその場で作れます。

「(高級コーヒーメーカーなんて)もうキャンプとして出てきて良いアイテムじゃないよな(褒め言葉)。
とはいえ、豪華とは言ってもホテルとかとも違うスタイル。これがグランピングかあ」

手分けをしながら料理して、談笑しながら食べる。
朝の空気の中で過ごす時間は穏やかな楽しさに包まれていました。

食べ終えたら片付けタイム。
分担しながら食器などを台所で洗い、片付けていく。

まるでキャンプ合宿のような感じがしていいものです。

リバーストーンの最優良要素は香りの演出です!

今回宿泊したグランピング施設「リバーストーン」
個人的に素晴らしいと思ったのは「香りによる演出」です。

全体的にきれいで整った環境において要所要所で感じる香りは非日常感を強く印象付けます。

普通のキャンプでは炭の香りに相当するものが「アロマ」に代わるだけでここまで印象が変わるのかと驚きました。

香りによる非日常の演出がグラマラス!

コテージの玄関(キャンプなのに玄関をくぐるという表現が出るとは!)のドアを入りまず気がついたのは「香り」。

玄関正面に飾られているリードタイプのアロマディフューザー
エッセンシャルオイルの入った小瓶に挿されたリード(木製の細い棒)から良い香りが広がります。

このルームフレグランスが非日常感を演出します。

キャンプに縁のない人には場所やシチュエーションの切り替えを印象付け
キャンプになれている私には通常の常のキャンプとはことなる状況を印象付けてきます。

意識の切り替えを嗅覚からアプローチするのがなんともおしゃれです。

まるで高級ホテルのロビーに入ってきたかのような非日常感
その演出はまさにグラマラスと感じました。

目覚めの香りがグラマラス

香りの演出は目覚めの場面でも効果的でした。

前の日の晩、飲みすぎのあまり酔いつぶれたわたしは唐突に目が覚めました。

場所は2階のベッドの上
もそもそと起き上がって部屋のドアを開けます。

「あ…」と鼻をくすぐるルームフレグランス
その瞬間に空気の質が変わったのを感じました。

リビングから吹き抜けになっているため香りが届きます。

寝室の外。
ドア一枚隔てての香りによる意識の切り替え
「非日常」の続きの始まり

この香りによる意識の強制切り替えは、まさにグラマラスな演出です。

ミーハーな話しですが、このグランピングを境に自室の部屋のルームフレグランスにも興味を持ち始めました。
それほどに強烈な体験でした。

チェックアウト

10時にチェックアウト
荷物をまとめて車へ運んで終わり。
本当に簡単で短時間で済みます。

普通のキャンプと違ってテントを撤去して、ペグを洗うなどをやらずに済むは良いですね、さすがグランピングです。

雨によって十分に湿気を含んだ清々しい空気に包まれながらリバーストーンを後にしました。

ホテルとキャンプのいいとこどりのグランピング

グランピングはグラマラスキャンピングの略称だそうです。
とても豪華なキャンプという概念です。

そんなフワッとした印象のグランピングに参加した感想は豪華で快適そのものでした。

「ホテルとキャンプの良いとこどり」と言い換えても良いでしょう。

住環境はホテル環境に近く快適と言えます。

設営を必要としない、十分な設備の整ったコテージでの宿泊。
安全性、快適さという面でとても良いといえるでしょう。

風呂場があるのにも驚きでした。
浴槽に浸かっていつでも入浴できるという状況はホテルでは当たり前かもしれませんが、キャンプ地ではとても贅沢です。
(キャンプではせいぜいがシャワーどまりです。)

実際、二日目の朝に酔い覚ましとして朝風呂に浸かりながら「キャンプと称しているのに朝風呂なんてマジサイコー」とつぶやいていました。

ベッドはフカフカで硬い地面で寝る必要はありません
エアコンがあるので暑さ寒さで不快感を感ることもありません
人の出入りや車のドアの開け閉めなど外の音で目が覚めることもありません
プライベートも自分達グループで確保されます

実に快適です。

食事はキャンプの自由度とホテルの質の良さを両立しています。
ただ自分で料理することになるので評価がわかれるかも知れません。

ホテル宿泊の利点は美味しい料理が提供されることにあります。
自分では作ることが出来ない質の良い料理を提供してくれるでしょう。
旅行にまできて何かをしたくない、言い換えれば「なにもしたくない人」にはホテル旅行の方が好ましいかもしれません。

しかし欠点として食事時間、メニュー、量はすべてホテル側に任せるほかありません。
わたしはそこに「自由度のなさ」「拘束感」を感じます。

わたしが思うにキャンプにおける好ましい点の一つに「自由度」があります。

キャンプでは食事の種類、タイミング、量は自由に選択できます。
料理するのは自分自身ですから味の好みも自由にできます。

わたしは自由度が高い方が良いです。

グランピングでは厳選された食材が用意してもらえます。
あとは量やタイミングなどを自分の裁量で決めればいい。

実に気楽でいいです。

自分へのご褒美として、他人が作り提供される贅沢を享受する。

「リゾート的な快適さ」に延長発展させた非日常を体験する。
多くの人がこうした快適さを確保したままの非日常を望んでいると思います。

ホテル宿泊とはまた違う旅行を味わいたい。
それでいて安心安全快適なキャンプを体験したい。

そうした人たちには住環境の快適さ、食事の気楽さというホテルとキャンプの良いとこ取りを持っているグランピングがお勧めできます。

初めてのグランピングは驚きと快適さに満ちて

グランピングの感想は、その名の通り豪華で快適な旅といえました。

「キャンプにあこがれているけど、○○がイヤだからやらない」という人は一定数いると思います。

この○○に入るのが、不便さであったり、暑さ寒さであったり、虫であったり、固い寝床だったりと様々です。

そうした要素を排除して快適さに変えていったのがグランピングです。

リバーストーンの宿泊環境は素晴らしいものでした
香り高く、エアコンの効いた快適なコテージ
美味しいバーベキューと翌朝のパンケーキ

雨天のため出来ませんでしたがキャニオニングもやっていたらさらに思い出深い旅になっていたと思います。

「キャンプ」という言葉やスタイルにこだわらず、気心知れた数人で「ちょっと豪華な非日常」を楽しめる旅行としてグランピングはありかと思います。

どこまでも快適で安全。

普段のソロキャンプで構築してきたキャンプイメージとグランピングとの間にある強烈な違和感と大きなギャップに戸惑い
同時に想像を超えたグランピングの快適さに驚きつつも満喫する。

グランピング初体験記はかくも驚きと楽しさに満ちたものになりました。

関連リンクです

内部リンク

人生初のグランピングは群馬県みなかみの「リバーストーン」にて
豪華で快適な環境で楽しんでいる様子をお送りします。

今回の旅で寄った美味しいお蕎麦屋さんと風情ある温泉の話。
どちらもまた行ってみたいです。

外部リンク

みなかみアウトドアキャンプ場リバーストーン
〒379-1725 群馬県利根郡みなかみ町綱子221

「そば処 角弥(かどや)」
群馬県利根郡みなかみ町幸知189-1

リバーストーンでお勧めされた蕎麦屋さん。
とても美味しいのはもちろんのこと、数人前がひとつのザルに盛られて配膳されるスタイル。
みんなで取り分けながら食べるスタイルがとても好ましかったです。

「仏岩温泉 鈴森の湯」
群馬県利根郡みなかみ町阿能川1009-2

すべての浴槽でかけ流しの「硫酸塩泉」。
露天温泉はほど良い温度の温泉に浸かりながら眼下を流れる滝や川のせせらぎの音を聞きていました。
内湯はぬる湯と加温湯を交互に楽しめます。