ソロキャンプでの中国拳法の稽古は環境の違いが良い刺激になる〜2020年2月氷川キャンプ場

冷たい空気の中でやる稽古が心地良いと感じるちょっとエム気質な岩見です、ごきげんよう

グッモーニン奥多摩の朝!
すっげー寒いぜコンチクショウ!!

いつもと違う環境ですが、いつもと同じように中国拳法の稽古を始めます。
久しぶりのソロキャンプであっても、朝にやることはそんなに変わらないのです。

むしろ環境の違いが良い刺激になるとさえ感じます。

人が少ないキャンプ場の、冷たい空気を思いっきり吸い込むと気合が入ります。
川に流れる水の音を聞きながらの稽古はとても気持ち良かったです。

自分がどんなことに幸せや心地よさを感じるか

自然と一体化するような感覚に浸りながら体を動かすことができました。
今回はそんなレポートです。

目次

冷たい空気を感じ川の音を聞きながらの稽古

朝の6時、そこそこ明るい感じの中を起き出す。

寝袋を出るとキンッと冷えた空気が全身を包みます。

吸う息も吐く息も、全てが新鮮です。

テントから這い出すと川の音がはっきりと聞こえます。

耳や首筋に感じる冷気に心身ともにシャキッと引き締まる。

こうした環境での稽古ではいい刺激になります。

站椿(タントウ)

站椿(タントウ)
足は大地に根を張り、頭は天に繋がる。
意識を全身に巡らせながら深く呼吸していく。

動かないけど、寒くない。
寒かったら手袋でもしようかと思ったがいらないようだ。

準備運動

準備運動開始

少しアクティブに動いて血流を促していく。
足も大きく振っていく。
足元が石ばかりでもそれほど気にならない。

バランス感覚が良くなったのかもしれないし
地面の石の大きさが整っていたからかもしれない。

陳式太極拳(チンシキタイキョクケン)

陳式太極拳(チンシキ タイキョクケン)

陳式太極拳は螺旋(らせん:捻る)の動きが特徴の、一番古いタイプの太極拳。

呼吸と意識をゆるやかな動きの中で統一していく。
捻る動きは足先から指先までじっくりと丁寧にやっていく。

温かな血が指先まで巡っていく感覚が心地良い。

形意拳(ケイイケン)

形意拳(ケイイケン)崩拳(ぽんけん)

鋭く直線的に突く、形意拳の代表となる突き技、崩拳。
沈墜(ちんつい)と呼ばれる下に落ちる力と、そこから戻ってくる大地からの作用を利用する。

震脚で踏み込むドンッという音に
突きを打つ布ずれのサッという音が重なる。

今日はそこに踏み込まれた石のぶつかる音が加わっている。

踏み込み、ぶつかり、打ち出す。
その音だけがキャンプ場に響いていく。

心意六合拳(シンイロクゴウケン)

心意六合拳(シンイロクゴウケン)鶏形歩(サイケイホ)

シンプルで合理的。凶猛な拳法としてあげられることが多い心意六合拳。
その基本はとても地味で泥臭い。

低い姿勢を維持しながら歩くことは足腰の強化に最適である。
ただ筋肉でやるのではなく、重心と軸をコントロールしないときつくてたまらない。

今回の稽古では足場が石ばかりでも進めることを発見できたのが良かった。

こうして一通り稽古を終えました。

自然の中でのいつもの稽古

暖かくなった体
冷たい空気

このギャップ感がたまらない。

本当に良い気分。
幸福感さえ感じます。

都会で寒暖のない快適さだけを求めていたら、この心地良さは味わえません。

普段の環境での稽古もいいものですが、こうして環境をガラッと変えての稽古は良い刺激になるとあらためて実感します。

キャンプに来ても、いや、キャンプに来たからこそ
こうして中国拳法の稽古をやってしまうのがなんともわたしらしいです。

<キャンプ関連の記事です>
焚き火、川のせせらぎ、手抜きキャンプ飯、星空を楽しんだソロキャンプ
寒い夜を耐えるのも面倒な撤収作業もキャンプの醍醐味として楽しんでます

2018年9月から始めたキャンプが7回をかぞえたので並べてみました