お酒を抜くための水際作戦~翌朝の太極拳で効果があるのかを試してみた
創造と工夫、心に明かりを
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日常と仕事を中国拳法で彩る中年会社員武術家ブロガーJunoIwamiです…長いキャッチコピーだ。
さて、社会人にとって避けては通れないイベントの一つに「飲み会」があります。
ついつい深酒をしてしまい、翌日二日酔いで半日以上を潰してしまう、楽しさと悲しさの入り混じるイベントです。
そんな時間の使い方はとてももったいないため、出来るだけ早く「お酒を抜く」ことが重要だなと考えているわけです。
そこで今回は、私が実際に検証してみた「酒を抜くのに中国拳法は効果あるのだろうか?」について話したいと思います。
●1.形意拳などの激しい動きはNGっぽい
●2.太極拳のゆっくりとした呼吸と動きが効果的
●3.JunoIwamiの飲み会前後の行動フロー
飲みすぎた自分に反省を促す前に、出来る手を打っておきたいのです。
目次
<<お酒を抜くには水分補給と体を温める事>>
お酒を抜く条件は下の二つが効果的なようです。
①お湯や水などで水分を補給し、尿または汗により排出する。
②体を温めることによる血流の循環を速める(肝臓でのアルコールの分解)。
●1.形意拳などの激しい動きはNGっぽい
さっさと体温を上げるため、いつもやっている形意拳を行いました。
温めのお湯を用意し、適宜飲みながら基本の型からやっていきます。
ダメです、お酒が抜けません。というか余計具合が悪くなりました。
どうやら短時間で体温を上げようとすると、動きの鈍っている内臓に負担が掛るようです。特に激しい動きは呼吸も止まりがちになり、効果がどうしても低くなってしまいます。
残念ながら、お酒が抜けるまで形意拳は封印した方が良さそうです。
●2.太極拳のゆっくりとした呼吸と動きが効果的
では、太極拳ならどうだろう?あれなら動きも呼吸もゆっくりしていますし、呼吸法も一般的な方法になっています。
どうやらこの考えはビンゴだったようで、それなりに深酒をしてもお酒の抜けがよくなりました。
太極拳の場合、呼吸を楽にしながら腹式呼吸を繰り返し行い、更に一定速度で動き続けるという運動のため、内臓への負荷も少なく、血流量が増え、高い効果が出ている事を実感します。
やはり過剰な負荷をかけずに体を活性化させるという意味では、太極拳が優れているようです。
……まあ、それが「酒を抜く」という目的でやるというのはいかがなものかとは、あまり考えないようにしましょう。
●3.JunoIwamiの飲み会前後の行動フロー
太極拳の利用というお酒を抜く方法が分かってから、飲み会の日は下のような行動を取るようにしています。
飲み会前:開始前に飴かゼリーを食べて、いきなりアルコールを胃に入れる事を防ぐ
飲み会中:ひたすら騒ぐ
飲み会後:水分補給&風呂(30分以上)でお酒を抜く
飲み会翌日:水分補給&太極拳→軽食
それでダメなら:深酒を反省しながら、胸やけと二日酔いを友として寝床で休む
一時期は風呂の前に太極拳をやってみたのですが、これは「激烈に酔いが回る」ため中止しました。
<<風呂との組み合わせがやはり最強です>>
経験談としては「1リットルくらいの水を用意して、それを飲みながら30分以上くらい湯船に入る」というのがとても効果的です。
風呂に入らずそのまま寝てしまった時の、あの翌朝の苦しみは何度やっても慣れません。
しかし風呂だけではお酒は抜けてくれないため、翌朝に再び水分を補給しながら、今度は太極拳を行い、体を活性化させることで、体調は復活します。
太極拳をやりたくない時は、ラジオ体操の深呼吸を3分ほど繰り返すことでも効果がありました。
風呂と運動は、どちらか片方ではなく両方セットで行う方が良い結果が出てきます。
まだ忘年会シーズンは先ですが、それでも飲み会の席はあります。
翌日に酒が残りやすい飲み方をしてしまう私にとって、こうした「自分なりのお酒を抜く方法」が分かっているだけでも、とても安心してお酒と会話を楽しむことが出来ます。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より