体の軸を横につなげて精密で連動する動きを目指しています
わたしがやっている中国拳法の形意拳では中心線を維持して稽古します。
前回までその軸の「縦ライン」について話をしてきました。
今回話の上がった軸は中心線(正中線)を真ん中に置いて3本気引きました。
2本目が右肩と右股関節を上下に貫くライン
3本目は左肩と左股関節を上下に貫くラインです。
今度は横ラインについて話をしたいと思います。
軸を横にも結ぼう
上下に引いた3本のライン。
これらをそれぞれ横に結んでいきます。
両肩を横の線で結びます。
両方の股関節を横の線で結びます。
中間にある腰骨の上端、または仙骨の左右を横の線で結びます。
上の図で言うとオレンジ色の輪っかで結んでいる部分です。
体を動かす時は、基本的にこの横の線が地面から平行になるように動いていきます。
傾いたりしないように気をつけながら動くのです。
動きの変わる見えない線
このように見えない線をイメージしながら、自分の中を線で結ぶと面白い発見があります。
自分の体が結構傾いていたことに気がついたり
足を前に出そうとすると急にぎこちなくなったり
なんか油の切れたロボットみたいな感じがします。
そこをゆっくりと、呼吸を整えながらおこなうことで
スルスルと動くようになります。
まるでサビついた部品が磨かれて
油がさされて滑らかになったようにです。
縦ラインと横ライン
それらを結ぶイメージ
連動している動き
自分の内部に目を向けて、イメージを構築する
それらの連動が可能となった時、動きの精密化につながるのです。