イメージと動きは連動するので体の軸は天空とマントルまで突き抜けよう

発想とイメージ

今回は武術と心理のミックスでいきましょう。
イメージを変えた時の体の違いというやつです。

以前の記事で体の軸の話で中心線が強すぎる場合はふたつ増やして3本にしようという話をしました。

人の体と軸

このやり方はこれで良いのですがひとつの弱点があります。
軸をイメージすることに意識がいきすぎること
その結果、かえって体の動きがかたくなってしまうのです。

実は私がこうしたタイプです。
「指示を守る真面目な人」だからこそ、指示を守ると悪影響がでるという、なんとも指導者泣かせの体質だったりします。

そこで考えました。
「指示を守りながら硬くならないためにはどうしたらいいだろう?」と

今回は受けた指示のイメージを膨らますことで体の使い方を柔軟にしていこうというものです。

軸はマントルと天空までのばす

増やした軸はどこまで伸ばせばいいのか?という問いに対する答えです。
行ったこともないマントルやら天空にまで軸のイメージを伸ばすのです。

この考えを持つことで軸のイメージが体の外に出ます。

天空のイメージは、一度上にのばしたら、今度はその軸にぶら下げられているような感覚を持つといいです。
よりいっそう上半身の力みが抜けます。

空、天空

マントルのイメージは、ズーンと自分の体が地球の中心部に杭のように刺さっているような感じです。
体を少し動かすと、地球に刺さっている軸も一緒に動きます。
そのまま軸と一緒に動き続けて地球の内部をかき混ぜてくようなイメージです。

マグマ、マントル

体のことをやっているのに、イメージは完全に体の外側に置きます。
そして軸のイメージを保ちながら体を動かしていく。

やってみるとわかるのですが、いろいろと気づく点があります。
上半身の力みやすい場所がわかったり
下半身の力を抜くべき場所がガチガチになっていたり
ハラから動いた方がやりやすいとか

体の中にイメージを止め続けているだけではわからないことも少しずつ見えてきます。

まとめ〜イメージと動きは連動する

「人は自分が見たい現実を見る」
心の学びを通じてよく思うようになったことです。

いいことであれ、わるいことであれ、その人が望むことを認識しやすいと言い換えてもいいです。

今回のように「軸をふやしてみよう」という話をしても、その人の「見たい現実」が固定されたままでは効果的とは言えません。

そこで天空やマントルといった今までとは違うイメージに持ち込みます。
イメージを変え、発想を壊し、枠の外に置くことで思考を切り替えるのです。
そして動いた時の実感を感じてもらいます。

今までとは違うイメージの構築と体の感覚を十分に得たら、
それからまた自分の体のイメージの中に軸を戻していいのです。

誰も、体の中だけで軸を作ってくださいなんて言っていないのです。

ここ
ここが思い込みです。

わたしのように指示を素直に守ることを良しとしてきた人間は、指示を与えられるとそれに従います。

けど、自分が「指示だ」と思った範囲以上のことは(自動的に)やらない、という行動習慣になっているのです。

だから思うのです。
わたしの今持っているイメージは、わたしを縛っているものですか?
それとも
わたしをもっと伸ばし、成長させるものですか?

わたしはどんな現実が見たくてこのイメージを持っているのですか?と

イメージと動きは連動します。
だからこそ、そのイメージの根幹にある考え方は、よくよく観察する必要があると思うのです。

そして、その固定化してしまった考えを取りはずしてしまうくらいの高く、深いところまで、突き抜けたイメージを思い浮かべるのです。