屋外稽古では地面の種類を選んで腰や膝への負担を減らしています

20170103top
創造と工夫、心に明かりを
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屋外稽古では河川敷か公園を利用している岩見です、ごきげんよう。

武術の稽古は自分の体に負荷をかけている面があります
体重の重い私は腰や膝への負担を減らすためにも
稽古場所である「地面」という環境を重要視しています。

今回は、そんな屋外稽古における地面について考えてみたいと思います。

・アスファルト
・砂利
・草、芝生、土
・その他

目次

地面の種類と影響を考える

アスファルト

一般的な道路や駐車場などはアスファルト舗装の場合が多いです。

足場としては良いです。
激しく動いてもすべりません。
ホコリやゴミなども舞いません。
水が染み出したりもしません。

反面、クッション性は低く地面からの反発力が大きいため
強い力で踏み込むたびに腰や膝に相応の負担がかかります。

実際に形意拳の稽古をしたあとで膝を痛めたこともありました。

今の私は基本的な動作確認や動きの少ない稽古、ジョギングや縄跳びで使います。

砂利

砂や土、小さな石でできている環境です。
ほどほどに地面に力を逃がしてくれるのでアスファルトに比べて腰や膝への負担が少なくてすみます。

ありがたいのは自分の歩いた跡が残ることです。
一通り稽古が終わった後に地面を見ると自分の足運びが跡となって残っています。
砂利と足跡
その足跡を見ながら自分のクセを見つけ出したり
動きを分析して次の稽古につなげていきます。

欠点としては凹凸ができやすいため水はけが悪いことや
蹴りの練習のときに小石が舞って自分に当たることなどです。地味に集中力がそがれます。

草、芝生、土

短い草や雑草、土が多い環境です。
河川敷や公園の一部ではこうした場所があるため、私はよく使っています。
芝生拡大写真
クッション性が高く、腰や膝への負担は砂利よりも更に低いと言えます。
そのため「負荷が少ないため安心」という心理が働きます。
この安心感が自分の体への意識を高め、稽古の効果性を上げてくれることにつながっているように感じます。

土の場合も砂利と同様に足跡が残るので自分の足運びや体重のあずけ方の参考にすることもできます。
なにより、体への負担が少ないため長時間の稽古をやっていても疲労が蓄積しにくいことが一番ありがたいことですね。

欠点としては凹凸が激しいことなどが挙げられます。
そのため凹凸に足をとられて足首を痛めたり、すべって転倒する恐れもあります。

雨の日の翌日などはお勧めできません。なおさらすべりやすくなります。
靴やズボンの裾が汚れやすいこともあげられます。水やら草やら色々とくっついてきます。
あと、公園の場合は芝生は立ち入り禁止の場合もありますのでご注意ください。

その他

細かい木片に土を混ぜたものを地面に舗装する場合もあるようです。
木と土を混ぜた地面
他にもクッション性の高い樹脂を利用した舗装もあります。

変わり種としては武当山に行った時の石畳もありました。

それぞれが一長一短があって面白いです。

まとめ

屋外での稽古場所は探してみるといろいろな条件があります。
芝生2記事
私は始め近場ですませようとしてアスファルトの上で稽古していたため膝を痛めてしまいました。
治るまではつらかったですね。

それ以来なるべく自分の体をいたわりながらも効果的に稽古が出来るように場所をはじめとした稽古環境についても目を向けています。

末長く楽しみながら稽古をするためにも、こうした環境を整える取り組みは必要なことだと思います。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  Junoiwami(岩見)より
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