会社で武術が役に立つ場面はある?~視野拡大は地味に効果を上げています

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
武術の練習を続けるうちに広い視野の有効性が分かり、練習方法についてもあれこれ工夫するようになった中年会社員武術家JunoIwamiです。そんな視野の拡大が日常的な場面で役に立っているかと問われれば、地味に効果を発揮していると言えます

今回は会社での出来事として、視野の広さで役に立ったことについて挙げていきます。

●1.唸ってきたら頭の切り替え
●2.飲み会で注ぎまくれ
●3.書類や荷物の落下阻止

職場で突きや蹴りは放ちませんが、身につけた武術の要素は仕事に彩りを与えてくれます

目次

<<●1.唸ってきたら頭の切り替え>>

報告書が上手く書けず、ウンウンと唸っている時は自然と視野が狭まっています

姿勢も猫背になり、眉根も寄り、呼吸も浅くなります。
周りから見ると何か近づきたくないオーラを発しています

そんなに唸るような状況では効率が良くないため、無理矢理視野を広げ、報告書から少しだけ視線を外します
視野に画面以外のモノ(情報)が映ることで頭に登った血が下がります

少しだけ冷静になりますので、深呼吸したり考えを巡らせたりする余裕が出来ます。落ち着いてきたら再スタートです
良い書類を手早く作りたい、そう思った時は集中と切り替えが大事と気づかされます

<<●2.飲み会で注ぎまくれ>>

会社人としては避けて通れない飲み会。
上司や同僚などが次々にグラスやカップや盃を空けていきます。

視野を広げておくと、グラスの空いた人を見つけやすいため、次の飲み物をタイミングよく勧められます

また飲んでいる途中であっても、グラスの中身が少ないとあおるように飲むことになりますので、グラスを持つ手の肘が一定以上に上がります

この肘の角度が目の端にチラと映ったら、おもむろに確保しておいたビールを持ち「ささ、どうぞ」と注ぎます。
別の人と話をしていたはずの人から「良いタイミング」で注がれるので驚かれます

目配り気配りをアピール出来るチャンスではありますが、やり過ぎると「あいつの近くにいるとどんどん注がれる」と言われます。
何事も程々が重要なようです。

<<●3.書類や荷物の落下阻止>>

書類や顧客に送る荷物、飲みかけのお茶の入った湯呑み
机の上が散らかっていると、これらの物を落とす確率が上がります

何せ本人は作業に没頭しているので、気づくのは落ち始めた後です。驚きに体が固まっている本人を脇目に、横から荷物をキャッチします

視界を広げておくと、本人より先に「荷物が崩れる様子」が把握できます
ススッと近づいてバッとキャッチします。

まるで映画のように空中でキャッチすると、目を丸くして驚かれます。
「ああ、ありがとう。助かったよ」と言われるのは嬉しいものです

<<行動の予測がつけやすい視野拡大>>

会社であれ、私生活であれ、少し視野範囲を変えると今まで見えていなかった風景が見えてきます。
時々視野を変えて楽しんだり、ちょっとしたアクシデントを防いだりと活用方法は様々です。

いろいろな人な行動を視野を広げて観察することは、その後の行動を予想する材料となります
ある程度予想がつけば、心の余裕も生まれます。
心に余裕と冷静さがあれば、自信を持って様々な行動に取り組めます。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より