中年会社員武術家が雪の日でも自転車に乗る事で感じたバランス感覚向上への取り組み

140215medium_6800780593photo credit: Anomalily via photopin cc

創造と工夫、心に明かりを

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「雪か、よろしい。自転車で外出だ」
最近の関東地方は雪が多いのですが、中年会社員武術家JunoIwamiはこんな日にこそテンション高く自転車を乗り回します。

「雪×自転車=転ぶ」は誰でも思う自然な流れですが、実際に走ってみるとバランス感覚や適度な脱力、意識の集中を養うにはもってこい。あとバランスを崩した時のリカバリーの訓練…
おお、何気に武術として大事なことがナチュラルに取り組めます。まさに天然の稽古環境!素晴らしい状況です。

そんな「道場でやる武術の稽古では絶対にありえない環境」の中、実際に走ってみた感想のうち「バランス感覚の養成に丁度良い」と感じた部分を紹介します。

● バランス感覚の養成

誰にでも勧められるような一般的なものではなく、ものすごくマニアックな話で、むしろ転倒による怪我の危険性が高いネタです。

自分でやっていても「なんでこんなことに体張ってるんだろう?」と不思議に思う事もありますが、好きな事をやるなんて言うのは、そんなものだと思うのです。

目次

<<●バランス感覚の養成>>

自転車で雪の中を走れば、ましてや翌日のアイスバーン状態で走ればどうなるか?

「滑って転んで怪我をする」
とても当たり前の結果が予想されます。

そこをどうにかして「目的地まで怪我なくたどり着く」というのが目的です。
ここで重要なのは「怪我なく」という部分です。

◆1. 正しいバランスを保持する

通常のバランス感覚として語られるのはこちらになります。
平衡感覚を維持して、それを崩さないようにします。

今回のような雪中自転車移動でバランスを崩すことは、転んで怪我をするおそれがあります。
そんな中、あえて自転車に乗る事で、正しいバランスを保持し続ける事を目指すのです

いつ滑るか分からない状況を利用し、注意深く、集中しながら安定して自転車をこぎ続ける事は難しく、だからこそバランス感覚の養成にうってつけと言えるのです。

◆2. 崩れたバランスをリカバリーする

先の話とは逆になりますが、滑る事を前提として取り組みます。
これは「不意に不利な状況になった時の体勢を立て直すための訓練」と言えます。

そのため私は滑る事を期待し、雪の中、溝や段差があったような気がする方向にハンドルを向けて走りつづけます。

この方法により、不意に襲ってくる「滑る」という感覚を察知し、滑ってからのリカバリーや滑る勢いを次の行動(走る速度の調整)に利用するのです。

実際に滑ってバランスを崩すと分かるのですが、バランスを崩してから転倒するまでは少しだけタイムラグがあります
その一瞬に何が出来るか、武術として致命的と言える「一瞬の隙」を立て直すことがこうした訓練で身につけられたら、寒くて危険な雪の中の自転車もワクワクしてきませんか?

咄嗟に足を出して踏ん張る?いや、むしろある程度倒れ込みながら、もっと後輪を滑らせれば勢いを利用して立て直せるのではないか?
後輪が横滑りしたほんの一瞬の間にいくつもの案が出てきます。

そうした思考と、ほぼ同時に動く手足を使いながら、「リカバリー性能」を確認し、向上させるために、わざと滑る事を前提とした走りをしています

単純に怪我をしないだけなら正しいバランスを取り続ける事でも可能ですがあえてバランスを崩してわざと滑り、そして尚「怪我をせずに目的地に着く」事が重要なのです

ちょっと危険ではありますが、こうした方法を繰り返しながら、自分の中にあるバランス感覚を磨いていきます。
怪我なく目的地にたどり着くころには、クタクタになりながらも明らかに今までと違う自分を感じることが出来ます

折角の大雪です。これを利用しない手はありません。
バランス感覚の養成は平地でも出来ますが、そうした「用意された環境」と今回の大雪のような「天然の環境」ではまるで違います。だから興奮するのです。「イヤッハー!これでバランス感覚の稽古も出来るぜ!」とテンション高く自転車にまたがるのには、少なくても私にとっては、こうしたちゃんとした理由があるのです。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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