猫背のあなたに朗報を!~壁を利用しての30秒猫背矯正

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
人間疲れているとついつい猫背になってしまいます。
猫背にしてしまう方が体に悪いと理屈では分かっていますが、なってしまうのは仕方ありません

しかしそのまま猫背を続けていると、徐々に余計な負荷が溜まるのも事実ですし
また運動の時に猫背のまま始めてしまうと、体への負荷は疲れた時の猫背とは比べ物にならないので注意が必要です。

そこで今回は猫背対策として楽に出来る取り組みを紹介します。
疲れた時にちょっとやってみるとか、運動の前に軽くやるだけで、随分と体の感じが変わり、しなやかに伸び上がるような感じがします。

●1. 立った状態で壁に背中をつける
●2. 足のかかと、尻、肩甲骨、後頭部を壁につける
●3. 息を吐いて体の力を抜く
●4. 10秒静止
の4つのステップです

目次

<<壁に寄り掛かるだけでOK>>

基本的には壁に寄り掛かるだけの動作です。猫背判断をする時に、壁に背中を付けるのと同じ要領です。
ただし、ここで漠然と寄りかかるのではなく、下記の項目を意識するともっと効果的な猫背対策となります。

●1. 立った状態で壁に背中をつける

普通に、壁に背中を付けます。
変に緊張せずに、息を吐きながら寄りかかってください。

●2. 足のかかと、尻、肩甲骨、後頭部の4か所を壁につける

下からでも上からでも構いませんが。順番に壁に触れていきます。左右均等に、軽くで良いです。
思いっきり押し付ける事はありません。
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この段階で結構キツイところが出てきますので、調整します。
私の場合は、首筋がきつくなるので、後頭部と肩甲骨を壁から少し離して、顎を上下させます。
これを行うと、首の可動域が広がるので、数度繰り返したり、左右に振ったりしながら調整します

●3. 息を吐いて体の力を抜く

上の2.でやや息が詰まることがあるので、一回深呼吸して体の力を抜きます。
足先から頭まで力を抜いていきます。

●4. 10秒静止する

そのまま体の状態を感じながら、考え事をせずに5~10秒程度止まっています。
1~4までで30秒程度の動作です。

<<その人の体のどこに緊張があるか>>

この方法を行うと体の中の縦ラインが一本につながった状態になります。
疲れた状態のままストレッチをしても効果が低いため、「自分で動かす範囲が出来るだけ少ない状態」で整えていくと、負荷が少ないまま体をほぐすことが出来ます。

見方を変えると、壁への寄り掛かりをやった時に緊張状態になりやすい部分が、その人の姿勢の癖と言えます
先日も、やってみると鎖骨周りまで「空隙が開くかのような感覚」を感じました。意外に遠くの範囲まで凝っていたようです。

また、教室にいる方たちは「チョット調整」と言っておもむろに壁に向かって歩き出して、そのまま壁に張り付いて静止しています。
第三者として見ると笑える状況ですが、これがまた心理的な緊張をほぐしてくれるのでこのまま続けて欲しいものです。

何度か繰り返すことで、自分の体にとって、どの状態が本当に楽なのかが分かり、記憶や感覚に残ります。
私の場合、仕事中に猫背になって報告書を作っていることがあるので、その時に「ハッ!」と気が付いて、元に戻すようになりました。
仕事が終わった後の背中のバキバキともおさらばです。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より

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