頭がグルグルしているときは足の裏を意識する〜いま、ここ、自分にもどろう

砂浜の足跡
創造と工夫、心に明かりを
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武術をやっていても心の学びをしていても、ついて回る不安はあるものだと思っている岩見です、ごきげんよう。

私は結構あたまでいろいろと考えるタイプです。
「あの件はどうなったっけ?」
「締め切りって7日後のはずだけどいつの間にか変更とかしていないよね。」
といった不安なことから

「あのアイデアは活かせないかな?」
「ああいうパターンならこうすればいいのでは?」
といったアイデアまでふくめていろいろです。

うまくいく時は効果的なのですが
こうした頭でグルグルしていることが原因で
動けなくなってしまう場合もあります。

こうした時には深く呼吸をして心とあたまを静かに整えていくのですが
わたしはそこにもう一つプラスしています。

今回はそのプラス分として「足の裏を意識する」という話です。

足の裏に意識を集める
アタマからカラダへ

目次

足の裏に意識を集める

両足の足の裏全体をペッタリと床につけて
その圧力を感じます。
裸足でも、靴下でも、靴でも
どんな状態でも自由です。
両足を大地につけて
じんわりとゆっくりと
自分の力が足の裏を通じて地球の中に浸透(しんとう)していくような感覚を味わっていきます。
絨毯の上のやわらかさ
地面の上のかたさ
温度は感じるでしょうか?

呼吸はゆるめて、軽く深く
一回ずつ、呼吸するたびに
足裏への意識を高めていきます。

アタマからカラダへ

しばらくすると
アタマでうずまいていた色々な心配事や声が
静かになってきます。

アタマという人体で一番上にある部分から
足裏という最も遠い場所に意識の場所を移すことで
いっぱいいっぱいだった脳や意識に余裕ができます。

アタマで生まれた不安や心配事たちは
足裏に向かって意識を移していく途中で
カラダのいろんな部分に散らかっていき

「まあ、いっかあ」と
どこかへいったのかもしれませんね。

なんにしても
あれだけうるさかったアタマの声も随分と静かになりました。

余裕のできた状態になったら
本来やりたかったことに戻っていきます。
地面と歩き行く人

おわりに

両足の裏を意識していくというやり方には元ネタがあります。

それは武術でいえば
基本の構えの中で気を配る足裏の等圧定圧の感覚であり

心の学びからいえば
グラウンディングといわれるものです。

呼吸ももちろん重要なのですが
足の裏というアタマ(脳)から最も遠い場所をあえて意識することが
心配性のアタマを静かにしてくれる有効な手段であったりします。
靴と地面と花びら
<もうひと記事いかがでしょうか>
自分の心にむきあう準備、空を見あげて地面を見て心の動きをキャッチする

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  Junoiwami(岩見)より
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