その漢字、盛り過ぎです。読めない漢字の料理「ジャージャー麺」
創造と工夫、心に明かりを
———-
「ジャージャー麺が美味しいらしい」と、西安に向かう道中で話が出ました。美味しい料理には目がない中年会社員武術家JunoIwamiが、その話題に乗らない理由がありません。
「行きましょう、今すぐに」と意気込んだものの、なかなか見つけられず、歩き回ることになりました。
それもそのはず。その「ジャージャー麺」または「ジャンジャン麺」なる食べ物は、私の中の漢字というイメージから遥か彼方の面妖な字面だったため「音読み」で分かる範囲の漢字を探していては絶対に見つからない料理だったのです。
さすが中国、漢字の国。あんな画数過剰の漢字使われたら、音読みも何もあったものじゃないでしょう。
●「何て読む?」な読めない一文字
<<「何て読む?」な読めない一文字>>
道を歩いていると、読み方のわからない「漢字のような何か」が看板として出ています。
この記事の冒頭にある画像の文字です。あの文字がデカデカと、バーンと自己主張している。そんな飲食店があちこちにみられます。
「あれ、なに?」
「さあ?漢字だとは思うけど、なんだろうね」
普通であればそんな風に通り過ぎてしまうのですが…
「あ…」
どうやらこれが噂の「ジャージャー麺」のようです。音読みではなく、画像検索からたどり着いたこの漢字。
文明の利器(スマートフォン)が無ければたどり着けない、なかなかの強敵でした。
まるで新大陸でも発見したかのようなテンションで「あった、あったぞ!」と喜びを表現しながら、その料理を出す店に入っていきました。
次回は、このやっと見つけた「ジャージャー麺」がどんな料理だったかを説明します。
「違う、そうじゃない!これはこうして食べるんだ!!」とお店の人に実演込みで言われたのは初めてでした。やはり中国、食べ方もエネルギッシュでした。
———-
立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より