中国拳法、形意拳の型の一つ「雑式捶(ざっしきすい)」の紹介~それはお雑煮のようにそれぞれの技が一つの型に集まっています
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創造と工夫、心に明かりを
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さて、
中年会社員武術家JunoIwamiが取り組む中国拳法の一つ「形意拳(けいいけん)」にはいくつかの「型」があります。
「型」とはいくつかの技を組み合わせて一連の動きにするもので、中国拳法では「套路(とうろ)」と呼ばれています。
先日行われた「第25回武当拳法協会表演会」においても、多くの人が太極拳やその他の拳法の「型」を披露しました。
私もこの表演会では、形意拳に取り組む一人として形意拳の「型」をやりました。
いくつもある型のうち、私がやった型は「雑式捶(ざっしきすい)」という型です。
今回は、私が演武会で発表させてもらった形意拳の型の一つである「雑式捶」を紹介します。
●お雑煮みたいな?「雑式捶」
まずは名前の由来から説明します。
<<●お雑煮みたいな?「雑式捶」>>
今は12月です。そして暫くするとお正月を迎えます。
正月に入るとおせち料理や、お雑煮の出番です。
「雑式捶(または錘)」という型は言ってみればこの「お雑煮」のようなものです。
様々な具材を鍋に入れて、出汁や味噌、或いはしょうゆで味付けをして食べる料理である雑煮。
地方により具材に違いが出て楽しめる料理である雑煮。正月には欠かせない物です。
雑式捶の「雑」はこの雑煮や雑多などの「いくつもの要素」という意味合いを持ち、それが一つのお椀…ではなく、型として構成されています。
だから「雑式捶」
特定の技の名前や、特徴的な動きの名前が付けられるのではなく、「いろいろな技が集まってできている」という、その型の在り方が名前の由来になっています。
今回、私が演武を行った雑式捶。
それぞれの技がお雑煮のように美味しく合わさり、見ている人に「味わい」を届けることが出来たなら幸いです。