中国拳法の教室を運営している会社員の実態~どのくらい練習時間を確保しているか集計してみた
創造と工夫、心に明かりを
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「早速だがこいつを見てくれ。これをどう思う?」
『…なにこれ?』
「自主練時間の集計」
『…なんというか、マメだよね。絶対A型だろお前』
「そういうなよ、練習メニューの割合と累計を取る事は重要だぞ。
いくら武術が好きと言っても、自分の人生のどの程度の時間を費やしているか把握してしないと判断に迷う。
そこがモヤモヤしたままだと、たやすく残業とかの他の用事に時間を取られる。
他でもない自分の時間を確保するために必要な資料だと思うぞ。あとB型な」
そういう訳でして、今回は中年会社員武術家JunoIwamiの練習時間についての話です。
会社員を続けながら練習するという実態をご覧いただければと思います。
●1.練習時間を集計してみた
●2.練習時間から傾向を見る
●3.自己質問「私の望みを言ってみろ!」
目次
<<●1.練習時間を集計してみた>>
まず見ていただきたいのはこちらの図です。
2013年7月から11月15日までの練習時間と分類です。横軸の数値は「分」です。
「身体的取り組み」は走り込みやストレッチなどが対象となります。
「武術」は中国拳法をはじめとした武術の練習です。突いたり蹴ったり、型の練習などが対象となります。
この二つを合わせて「実際に体を動かしている時間」ととらえてください。
次がこの図です。
睡眠時間も含めた活動時間を100パーセントとしたとき、何パーセントが武術的な活動時間として占められているかを表しています。
「その他」は仕事、移動、睡眠、生活、娯楽、そうした「武術以外」の要素です。
これが、中年会社員武術家JunoIwamiの実態です。
<<●2.練習時間から傾向を見る>>
これらの図を見ながら自分の行動を見返してみましょう
7月には大会があったため、気合を入れて練習時間を確保している様子が見られます。
9月や10月が「身体的取り組み」が中心なのに比べて、明らかに武術としての取り組みを上乗せしています。
そこからは平均して月に2800分程度を推移し、11月は半分である15日の段階で1500分に届いています。12月の演武会に向けて調整を図っているためです。
これは、他人から見れば「ふ~ん」で済んでしまうのですが、自分の傾向として考えるととても重要です。
例えばこれから12月になると会社員である私は「忘年会シーズン」に突入します。夜の練習時間が無くなり、朝もつらくなります。
そんな中、12月15日に行われる演武会で満足な演武を見せるためにはどうすれば練習時間を確保できるか、そのメニューをどう組めばよいか、それを時間という実体から紐解いていくのです。
「何をやっても大変なのは変わらないよ」という人もいます。
しかし私は足掻いてみたいのです。この時間を増やして、自分を磨く練習をすることは可能なのか?
無駄かどうかは結果だけが示すのではなく、その過程にこそ意味があると思いたいのです。
<<●3.自己質問「私の望みを言ってみろ!」>>
2番目の図を見て、始めに思う事があります。
「ちっさ!!」
武術的活動は全体の僅か10パーセントにも届きません。
かつて我が師、馮正宝老師から練習時間について指摘されて以降、日々の練習時間を増やしてきました。
それでも自分が息をしている時間の僅か10パーセントにも満たないのです。
いかに仕事に追われ、娯楽にふけり、生活に埋もれているかが分かります。
この事実を知らなければ、私は未だに何をして良いのか分からないまま日々を過ごしていたでしょう。
私は自分に問います
「私の望みを言ってみろ!」
その実現の為に、自分に何が出来るのか。
それを問い正すための手段として、こうした自分が行っている事の集計を取り見直す事で、ようやく何を問題視すべきかが分かってきました。
時間を確保することは勿論、決められた時間帯の使い方についてもです。
この集計をく「反省材料」として利用し、自分の望むことへの取り組みに繋げる。集計を取ることは私にとって自己満足ではなくより良い人生のための手段なのです。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より