中国拳法は「○○拳」というより「○○流派」としてみるとイメージしやすい

創造と工夫、心に明かりを
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さて、
私も中国拳法を習う前に勘違いしていたのですが、例えば形意拳(けいいけん)という拳法ががあった場合、「形意拳」という型が一つがあり、それを延々と繰り返して練習するものと思っていました。
何の拷問でしょうか?

今回は中国拳法を説明する時に、こうした「○○拳」をそのままの文字ではなく「流派」や「門派」として把握した方がイメージしやすいし伝えやすいかな、という話です。

●1. 「○○拳」=「○○流」
●2. 「○○拳」の中の「△△拳」
●3. そしてやっぱり「○○拳」

中年会社員武術家JunoIwamiの幼少期の勘違いはなかなか取れず、こうして整理してみてようやく分類できたような気がします。

目次

<<映画の影響と刷り込み>>

考えてみますと、幼少の頃に中国拳法について知る機会と言えば、金曜ロードショウなどでやっていた映画くらいしかありません。

映画では「○○拳」という拳法の一連の型を披露する映像はあっても、細かい説明はありません。間違いなくそれが幼少JunoIwamiの頭に刷り込まれていました。

●1.「○○拳」=「○○流」

中国拳法は一言で言ってしまえば総合武術です。

徒手(素手)での格闘技術は打撃だけでなく、関節技、点穴、投げ技もあります。
加えて刀、棍、槍などの武器法もあります。

このように様々な技術が多く集まって一つの「○○拳」となっていますので、日本人的な語感にしますと「流派」とか「門派」という認識の方が把握しやすいと思います。

●2.「○○拳」の中の「△△拳」

「形意拳」の中には「連環拳」(れんかんけん)や「八式拳」(はっしきけん)といった「~~拳」と名の付く型があり、更には武器法なども内包されています。
そういうのを一括りにして「形意拳」とします。

私にとって「○○拳」というのは一つの型という認識(この場合は思い込み)があるため、
この、「形意拳」の中に別の「~~拳」という名称の型があるという事に、個人的には酷く違和感があるのです。

最近でこそ、「流派」という括りを説明の始めに置くことで解決しましたが、こうなるまでは説明方法について地味に悩んでいました。

●3.そしてやっぱり「○○拳」という名称になる

ただ、今更「形意流派」とか「形意門派」等とはあまりに語呂が悪いため断固拒否します。

もっとも「形意門」という言葉はどこかで聞いた覚えもありますし、語呂も悪くはないのでこれは「ありかな?」と思っています。

いずれにせよ、いつも使っている語句を使いつつ、どうやって概要を説明したら良いかが明確にさえなればよいのです。

<<さあ聞いてください>>

さあ、これで概要説明はバッチリです。
「え?形意拳という型が1つあって、それを延々と練習するんじゃないの?」と聞いてください私に!

「いやあ、それはね・・・」とメチャクチャ得意顔で語ると思います。
この方法で形意拳だけでなく、八卦掌でも太極拳でも説明して見せましょう。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より