独特の緊張感が心地よかった全日本武術太極拳選手権大会の練習(リハーサル)

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創造と工夫、心に明かりを
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さて、
全日本武術太極拳選手権大会では出番の前にウォーミングアップをしようと中年会社員武術家JunoIwamiは地下にある練習場に足を運びました。

地下に続く階段を降りてすぐ右を見ると、すでに演武服や練習着を着た多くの人たちがいます。

あるものは談笑し、あるものはストレッチをおこない、
そして20人近い人たちが、床に敷かれた絨毯で練習をしようと並んでいます。

今回は練習場所のルールや過ごし方についてお話しします。

練習場所ではこんな感じです

順番を守って目的をもって

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広い部屋にはたくさんの人たちがいて、それそれの出番に備えています。

部屋の中央には本番の演武場所にも敷かれている絨毯がおかれています。
演武でつかう靴を履いて練習ができる最後の場所となります。

参加者はその場所で練習するため順番に2列に並び、自分の練習の番が来るのを待ちます。
待っている間も頭の中では自分の動きをトレースして、残りの時間を使って自分ができることを入念にチェックしているので、表情も真剣です。

自分の動きの再確認

自分の番が来たら練習開始です。
今までやってきた動きを再確認します。

フローリングの床から絨毯に乗るだけ感じる足の裏の違和感。
そんな状態でも滑らず、十分な動きができるように本番に近い力加減で練習開始です。

動きの順番は言うに及ばず、呼吸、発力のタイミング、跳躍の高さやメリハリなど、ひとつひとつ確認していきます。

ケガなく、体力も温存して

最後の練習場所だからといって、無理をしては元も子もありません。

ケガをしないことはもちろんですが、周りにいる人たちと接触してケガをさせないことにも気をつける必要があります。
ルール的に出場停止(失格)になりますし、気分的にも落ち込みます。

さて、気を配り、体を動かしながらも気をつけることはもう一つあります。
それが本番に使うはずの体力も温存する、ということです。

ただこの辺りは経験を積むしかないのが実情です。
不安な気持ちを紛らわすためにここで全力を使い切らないこと。
こうした自分との戦いが、すでに始まっているのです。

おわりに

本番前の練習場所の空気は独特の緊張感を持っています。
談笑しているように見えても、顔に緊張が出ていたりしていてもご愛嬌です。

正直なところ、練習といってもわずかな時間しか使えず、暗黙のルールというよくわからない決まりのようなものもあり、全力で、十分な練習ができる条件ではありません。

それでも参加者たちはその場に集まって体をほぐし、動かし、心と体を調整することで本番に備えます。

わたしも軽く練習を行い最終確認を行いました。
もうすぐ本番という心地よい緊張感は私だけでなく、そこにいる全ての人たちが共有する独特の空気がありました。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より
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