中年会社員武術家が演武会で得たもの~今年参加した演武会についての実感を述べます
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創造と工夫、心に明かりを
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さて、
今年もだんだんと残り少なくなってきました。
そろそろ一年の締めくくりとして、何をやってきたかを振り返ってみる時期と言えます。
今回は、そんな振り返りの一つとして今年参加した演武会とそれがもたらしたものについて話をしたいと思います。
●1.年初めはここから~1月
●2.最下位からのスタート~5月
●3.有給をつかっての参加~7月
●4.締め括りの演武~12月
中年会社員武術家JunoIwamiの2013年は、こうした演武会を通じて様々なものを得ることが出来た年でした。
目次
<<●1.年初めはここから~1月>>
通常、12月に行われる筈の武当拳法協会による表演会。
何故か2012年の開催が2013年の1月になりました。
勿論参加です。
上海から帰ってきて、そんなに日も経っていない時期でしたが、むしろ望むところでした。
この時も形意拳の演武をやらせてもらいました。
年初めから勢いが付きます。
<<●2.最下位からのスタート~5月>>
私にとって今年最も印象的な演武会は5月に開催された世田谷区の演武大会でした。
「世田谷区武術太極拳競技大会」
他の団体が主催する大会に参加するのはこれが初めてでした。
華々しくデビューしてやろうと思い意気込んで参加してみたものの、まさかの最下位に終わるという驚愕の結果でした。
正直、とてもショックでした。
今までの積み重ねが「ルール」と「点数」という非常に分かりやすい物差しの上で全否定されたような気さえしました。
ある意味、この「敗北」が今年のルートを決めたと言っても過言ではありません。
<<●3.有給をつかっての参加~7月>>
全国各地から猛者たちが集結する日本最大の中国拳法による演武大会です。
選手数が延べ1646人という数からその規模がうかがい知れます。
私が参加した部門は「伝統拳A男子」というグループ
7月の平日に、有給を取ってまでの参加です。
気合十分な演武を行うことが出来ました。
結果は36人中16位
5月の最下位からの大躍進です!!
この成績を残せたのは「演武とは何か」に向き合ったことです。
私が今まで取り組んできた「伝統拳」としてのやり方を踏襲しながら、自分で出来る工夫をこらし、演武として調整した結果です。
<<●4.締め括りの演武~12月>>
そして先日12月15日の武当拳法協会主催の表演会
「第25回武当拳法協会表演会」です。
ここ数年、毎年参加…と言いますか
今年に限って言えば1月にもやっている表演会です。
形意拳の伝統套路である「雑式捶」をこの日のためにと練習し、精一杯やらせてもらいました。
あの熱さと緊張感はいまだに体の芯に残っています。
他の方々の演武も素晴らしく、特に先生、先輩方の動きは「参考になるを通り越した凄み」がありました。
ああなりたい、本当にそう思います。
<<演武における来年の抱負>>
自分の順番が来るまで雑談で紛らわそうにも隠せない緊張感
耳に残る声援
終わった後の互いを讃える暖かな笑顔…
演武会に参加することで、日常では得られない状況をこの身に受ける事が出来ました。
特に他団体主催の大会に参加した事は、私に広い世界を見せてくれました。
年末の武当拳法協会の演武では、暖かな拍手だけでなく、先輩方からの鋭い指摘をいただき、今後も精進を重ねる必要性を感じました。
来年も通常の稽古に加え、演武で魅せる事にも注力していきます。
目指せ「見た目より動ける」中年会社員武術家JunoIwami!
その姿を届けられるよう、一歩一歩、歩いていきたいと思います。