呼吸法と重心の操作を中心とした「自分の体の動かし方・つきあい方」教室を開催しました〜2019年9月1日長野県駒ヶ根
森の中からごきげんよう、岩見です。
2019年9月1日。
私は長野県駒ヶ根にあるキャンプ場の1つケビン村に行きました。
ここで私は呼吸法と重心の操作を中心とした「自分の体の動かし方・つきあい方」という体操教室を開催しました。
参加者は7人。
時間は1時間ほど。
緑に囲まれた環境の中、気持ちよく過ごすことができました。
目次
開催に至った経緯
普段は働きながら地元の東京都北区で中国拳法を教えているわたし。
今回、心の勉強しているコミュニティーの中でフォーラムを開く機会があり、その中の一環として私に白羽の矢が当たりました。
「中国拳法で培ってきたことをもとに健康的な体の動かし方やポイントを教えて欲しい」
そんな言葉に漠然としながらも確かなニーズがあると感じたため、引き受けることにしたのです。
呼吸法をメインにする
開催に先立ちどのようなことをやりたいかと聞きました。
「普段から自分の呼吸が浅いのを感じる。できればそうした呼吸についてアプローチして欲しい」
こうした要請を受けて、今回の教室では呼吸法及び日常生活における呼吸について取り組んでいくことにしました。
腹式呼吸より前に胸式呼吸のパフォーマンスを上げる
呼吸法と言うと真っ先に思い浮かぶのは腹式呼吸法です。
確かにこの考えは王道であり確かな効果が見込めるものです。
しかし普段生活しているときに常に腹式呼吸をしている人がどれだけいるでしょうか。
普通の人たちはほぼ間違いなく胸式呼吸で日常を過ごしています。
そこでまずは普段の呼吸である胸式呼吸のパフォーマンスを上げることから始めました。
そもそも呼吸とは何か?
呼吸の深い浅いはどこで目安をつければいいのか。
胸式呼吸を深く行うにはどこに気をつければ良いのか。
そうしたことを説明し、実技を伴いながらやっていきました。
(実技内容を説明すると長くなりそうなのでここでは割愛します)
普段とは少し違うけど、ちょっとだけ意識すればすぐにできる呼吸。
そうしたことを少し伝えることができたと思います。
腹式呼吸をはじめよう
さて胸式呼吸のパフォーマンスが上がったところで腹式呼吸の練習に入ります。
ここからは呼吸法の世界です。
一般的な腹式呼吸である順式呼吸(息を吸うときにお腹を膨らませて、吐くときにお腹をへこませる)で行います。
これを中国拳法の準備体操でやっている方法や順番に合わせてやっていきました。
ポイントとなるところは動きと呼吸そして意識というかイメージが一緒になることです。
・手足が動き始めるタイミングに呼吸を始める。
・動作がゆっくり一定であるなら呼吸もゆっくり一定である。
・動作が止まる時は呼吸も少し軽く止める。
一見単純なことなんですが、これを集中力を切らせることなくやる事は、実は意外に難しいのです。
ハイレベルな呼吸法がやたらと盛り上がる
極々簡単な動作で行われる呼吸法でも効果があります。
しかしせっかく駒ヶ根まで来たのです。
せっかくこうした機会を与えてくれたのです。
「せっかくですからハイレベルな呼吸法、やります?」
「やりたい!」
ノリがいいなこの人たち。
「ではやってみましょう」
そんな感じでさっきまでやっていた動作に3つだけ加えました。
それだけで大笑いするくらい複雑になります。
ていうか、笑ってる。
みんなで笑いながら
「できない」
「もう一回やって」
「ここどうやんの」
そんな声をあげながら体と呼吸にアプローチしていきました。
ゆっくり大きくゆるやかに
笑いながら心も体もゆるませながら、ゆっくりと大きく自分の体に息を吹き込んでいきます。
木々の中でゆっくりと呼吸をする。
それだけで気持ちが良くなります。
体の中の古い空気やエネルギーが吐く息と一緒に排出され
大地や周囲から、新鮮で清々しいエネルギーを呼吸とともに取り込んでいく。
そんな時間を味わう。
気がつけば、40分がすぎてました。
「あ、ヤバイ。重心の話ができないかも」
そんな焦りを感じながら、次に移りました。
この重心の話がまた盛り上がったので、いずれ機会を見て紹介していこうと思います。