軽身功(けいしんこう)の鍛錬に挑戦!たかが杭だと侮るなかれ

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創造と工夫、心に明かりを
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さて、武当山での練習も一段落付き、改めて施設内外を散策していた中年会社員武術家Junoiwamiですが、ここでまた見る人が見れば感動にむせび泣きそうな「練習場」を見つけました。

地中から伸びるいくつもの「杭」。
武術家にとっての必須項目の一つ「身軽さ」を鍛錬するための道具です。
今回は「やっぱりあるところにはあるのだな」と納得した「練習場」の紹介です。

●1 立ち並ぶ「杭」の正体
●2 チャレンジ!「軽身功」鍛錬
●3 そして次の挑戦へ

目指せ身軽なデブを目指す中年会社員武術家にとって、避けては通れないチャレンジだったのです。

目次

●1 立ち並ぶ「杭」の正体

武当山で武術の練習に明け暮れた「武当師行功夫館」という武術学校は、とても広い面積を持ちます。
空き時間は散歩したりしたのですが、ふと見ると見慣れない風景が出てきました。

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これです。
微妙な位置で立ち並ぶ杭の数々。
見る事数秒の後「ああ!これって軽身功の杭じゃん!本当にあるんだ」
思わず声に出してしまいました。

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軽身功(けいしんこう)とは「身軽さ」や身軽さを習得するための鍛錬です。
武術家にとって身軽さは機動力に繋がるので、相手に攻撃を当てるための大事な要素と言えます。
単純の素早さだけでなく、正確に体をコントロールする事が重要視されます。

●2 チャレンジ!「軽身功」鍛錬

やり方は簡単。
杭の上に立ち、バランスを保ちながら、出来るだけ早く向こう側に渡り切るだけです。
「なあに、たかが杭の10本そこいらなど、雑作も無いわ!」と挑んだのですが・・・
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ホッ!
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ハッ!
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なんの!

等間隔のように見えて、微妙に差がある距離。
幅も人の足幅では「微妙に長過ぎる距離」です。
しかも4本目あたりから微妙に固定が甘く、上に乗ると揺れるのです。

何回か挑戦したのですがとうとう最後まで渡り切る事は出来ませんでした

●3 そして次の挑戦へ

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「いいもんね〜、軽身功が無くても他の事でなんとかするもんね〜」
大人げなくふてくされる自分がいます。
微妙に柔軟体操をやりながら黄昏れているのが、哀愁を誘います。

しかし諦めるつもりはありません。
いつかまた、リトライしたいと思います。
日本ではそのままの設備は出来ませんが、幸い似たような事は出来るはずです。
そうした鍛錬を積んだ後、鼻歌まじりに渡り切るのが、当面の課題になりそうです。

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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す  岩見より
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