歩き方は疲れず転ばず~中年会社員武術家は「人」の字バランスで歩きます
創造と工夫、心に明かりを
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さて、
歩き方というのも、気を付けないと疲れの原因となるため注意が必要です。
筋肉を過剰に使わず、また転びそうな時も直ぐに体勢を立て直せる、そんな立ち方や歩き方を探したところ、バランス(平衡感覚)を使えば良いという事に気づきました。
●1. 体全体で「人」の字を描く
●2. 足は鳩尾(みぞおち)から伸びる
中年会社員武術家JunoIwamiはバランスを使って歩くことで、随分と楽な動きになり。腰や膝などのピンポイントな痛みや疲労を緩和することが出来ました。
目次
<<自然に立ちたいという望み>>
「気をつけ」という姿勢は義務教育の頃から散々やらされたことですが、あれをやると不思議と体に違和感が生じ、かえって居心地の悪さを感じていました。
もっとこう、自然に立ちたいのです。自然に立って無理なく動く。
そんなやり方を目指しました。
●1. 体全体で「人」の字を描く
歩いている時は頭頂部から足先までを使って「人」という字を書くようにイメージしています。
この時の「人」の字は、正面だけでなく、横から見ても「人」になるようにしています。
ここの肝は、頭(の重さ)まで使うという事です。
これにより歩くときの負荷が全身に分散されるため、ごく一部が集中的に疲れるという事がなくなります。
立つ、歩くという動作が足を中心に考えてしまっていた私は、足の筋力で上半身を支えていました。
そのため疲れてくるとすぐに全体のバランスが崩れて、それを支えるために余計筋力を使い、その結果さらに疲れるという悪循環になっていました。
●2. 足は鳩尾(みぞおち)から伸びる
単純に「人」という文字なら、股関節あたりから「足」を認識しても良いのですが、ここは中国拳法家JunoIwamiです。少しだけ工夫します。
それは「足は鳩尾(みぞおち)から伸ばす」ことを意識します。
鳩尾は腹部と胸部の間という足からは随分と遠い部分です。
「何故?」と思うかもしれませんが、実際足を動かす際に鳩尾から動かすように意識すると体全体が動くように感じます。
少なくても股関節から動かす時と比べて、バタバタとした感覚がなくなります。
このため、全身のバランスで歩いている感覚が強く意識できます。
そう、この全身のバランス感こそが、疲労を分散させ、転びそうになった時にも「全身のトータルバランス」が転倒せずに持ちこたえてくれるカギとなるのです。
この感覚が分かった時、結構震えがきました。私の体はまだまだ未知の部分があるのだと、まだまだ発展できる部分があるのだと、感動しました。
<<楽に、のびやかに動く>>
軽くジャンプをして、軽く着地をする。
足だけでなく、背骨や首の骨をしなやかにして、
着地の振動が頭の上まで届くように。
疲れている時は、こうして一度全身を緩めて、全身を楽に、のびやかに動けるようにしています。
それからまた歩き始めます。まだまだ頑張れる自分は「人」の字を描きながら前に進んでいきます。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より