靴底チェックによる歩き方改善~中年会社員武術家による疲れる歩き方予防法
創造と工夫、心に明かりを
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さて、
武術をやっていてもそうでなくても、毎日必ず数千回単位で練習できることがあります。
その一つが歩法、歩き方です。
歩き方がちゃんとしていなかった中年会社員武術家JunoIwamiは、一日数千回かけてじっくりと疲れた体に向かっていく生活を送っていました。しかし歩き方に気を付けていれば、こんな疲労からは脱出できたのです。
ここでは地味ではありますが、「歩く」という日常動作で気を付けるチェックポイントを一つ示します。
●1. 靴底が語りかけています
●2. 悪い靴底一例
「なんでこんなに疲れるんだろう?」とへこんだ気分は、ひょっとしたら足元から来ているのかもしれません。だから私は靴底を毎日見ています。
目次
<<いつもの歩き方を判断するには>>
キーポイントは靴です。一番使う場面、屋外用の靴や、室内用スリッパなどを見るのが一番わかりやすく判断できます。
●1. 靴底が語りかけています
屋外用でも屋内用でも構いませんが、現在の日常生活では「靴」などの履物を見ることで歩き方のクセが分かります。
つまり、歩き方のチェックポイントは靴底になります。
単に姿勢が悪い事や、過去に怪我をしてそれをかばって歩く癖がついたり、重いものを必ず片側に掛けて移動したりと、様々な場面があります
もし、履いている靴、或いは室内用シューズがあれば、その靴底を見るか、かかとの部分を後ろから見てみると、そうした癖が「靴底の減り方」となって現れます。
●2. 悪い靴底一例
最近まで使っていたスリッパの底面を写真で写してみました。「これは酷い…」というのが第一印象です。
写真左側の底面の溝が右側に比べて明らかに減っています。つまり片側の足に体重が掛った状態での移動が主体になっているのです。
これでは体重のかかっている方のひざや反対側の腰などに故障の出るリスクがあるため直す必要があります。
また両足とも踵の外側の減り方が多くなっています。このことからややO脚気味に歩いている事が推測され、体重移動と方向転換に時間差が生じる可能性が高くなります。これでは長時間歩いていると腿の側面から前面にかけて負荷が掛りすぐに疲れてしまいます。
<<背骨を軸にして全体的に平均を取る>>
私のように片足に重心が寄っている人間がすぐに反対側に寄せようとすると、逆に体をおかしくします。何事もバランスが大事です。
実際、一時的とはいえ、腰と膝をおかしくしたこともあります。
今までと同じように歩きながらも背骨を中心にしてやや反対側に体重を残すようにして歩くことを意識したところ、膝への負担や痛みもなく、随分と楽に歩けるようになりました。
O脚については膝とつま先を前にして、かかとからつま先の中指にかけての「線」を意識することで対応しています。
またあまりに歪にすり減った靴は新調した方が良いです。歪んでしまった靴をそのまま履き続けると矯正も難しくなります。靴のインソール(中敷き)を変えるというのも良いですが、どうせなら靴と一緒に買ってしまった方がリフレッシュできます。
歩くという行為は一日に数千回以上行われます。
それが良い方に働けば、もっと足取り軽く歩いていける生活が待っているのです。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より