肥満体の腰痛解消~足音をたてない歩き方で負担を分散させよう
創造と工夫、心に明かりを
———-
さて、「JunoIwamiって、そんな(肥満)体型のわりに怪我したり、腰痛抱えているようには見えないよね」と時々言われます。
これはいろいろと気を使っているからなのですが、中でも「消音歩行」つまり、音を立てずに歩くことに意識を向けると、腰への負担は随分軽くなります。
今回は足音を立てないようにすることで、歩行の時の体の負担を減らし、怪我の予防に努めようという話です。
<<1.無頓着に歩くと溜まる疲労>>
<<2.負荷の分散が、体への負荷を軽減してくれる>>
<<3.疲れている時にこそ効果がでる>>
健康的に日々を過ごしたい中年会社員武術家JunoIwamiは臆病なくらい体に気を使っています。
目次
<<1.無頓着に歩くと溜まる疲労>>
人間、歩くことにいちいち気を使う事はありません。思うがまま、勢いのまま歩いていきます。
そこには何の問題もありません。
しかし、少しだけ訂正させてください。これは何の問題もないのではなく、何の問題もないように見えている、だけなのです。
実際には、歩くという軽い動きであっても、どこかに負荷が掛っています。人間は二足歩行ですので、多くは腰を中心に負荷が掛ります。
無頓着に歩くという事は、この負荷について気にも留めずに疲労を蓄積させたまま生活を続けている、という事になります。
この負荷は次第に腰痛や、それをかばった膝や首に現れてきます。
<<2.負荷の分散が、体への負荷を軽減してくれる>>
通常歩くという行為は、無意識的にも出来る動きなので決まった筋肉しか動かさなくても何とかなります。
しかし足音を立てずに、いつも通りにスムーズに歩くようにする、という目的で歩くと、今までの決まった筋肉だけで出来るものではありません。
その結果、歩くことそのものに気を使うようになります。
そして、実際に歩けるかどうかはさておきとして、取り組んでいる最中には体の中では「あること」が起きています。それはいままで使っていなかった骨格や筋肉がバランスよく動いている、という事です。
この状態は歩く時の体への負荷を軽減、分散させているため、腰痛などの痛みが出にくくなります。
<<3.疲れている時にこそ効果がでる>>
仕事も夕方になると身体的にも精神的にもヘトヘトになり、足を引きずるようにして歩き、階段の上がり下りにも勢いをつけなければいけません。
この状態はとても危険です。なぜならヘトヘト状態では自分の体に対する扱いがもの凄くいい加減になってしまうからです。疲労はこのような状況の時に、思った以上に溜まっていきます。
私は連日このような日が続くと、まず腰が痛くなり、それをかばって右ひざに痛みが出ていました。
そこで私は疲れている時にこそ、足音を立てないように歩く事で、動く時の負荷を全身に分散させるようにしました。
負荷が腰に集中するという状況が起きにくいため、腰痛の起こる確率は格段に低くなり、腰をかばう必要のなくなった右ひざの痛みもなくなりました。後は自然治癒力と風呂でのマッサージだけで十分です。
このように、一見遠回りのように見える「疲れている時の消音歩行」は、体を労り、余計な疲労を溜めずに済むという効果をハッキリと示してくれます。
そんな訳で、今日も自分の体を労りながら、練習に打ち込んでいきます。
———-
立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より