「そうだ銭湯に行こう」~中年会社員武術家による疲れた時の休養選択肢
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創造と工夫、心に明かりを
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さて、
今年の行動をいろいろと振り返るため、自分の行動記録を辿っていると、10月頃から「そうだ、銭湯に行こう」という妙なフレーズが頻繁に記録に出てきます。
まるで「どこかに小旅行に行こう」みたいな軽いノリですが、その原因を調べてみると「休養が欲しい」というサインであることが当時の記録から読み取れます。結構な過密スケジュールだったのです。
若い時は「眠りさえすれば回復する事」が当たり前すぎて分かりませんでしたが、年を重ねてくるとそうもいきません。
ここはひとつ、疲労の回復方法についても自分なりの工夫や方法を整理する必要があると感じてきました。
そこで今回は、仕事に武術にと頑張る日本のサラリーマン兼武術家の一人として、明日を頑張るための取り組み「休養」について取り上げます。
●1. 体を回復させる休養の種類
●2. JunoIwamiの休養項目
中年会社員武術家JunoIwamiにとって、武術の稽古は「燃えている状態」です。心も体もです。
だからこそ休養は「燃え尽きないため」に必要であり「より燃え上がるため」にも重要な「稽古の一環」なのです。
目次
<<●1. 体を回復させる休憩の種類>>
一言に疲労の回復と言っても、身体的疲労の回復と精神的疲労の回復に分かれます。
本来、身体的および精神的疲労には分けられない部分もありますが、今回は話を単純化するために身体的疲労に話を絞ります。
身体的な疲労を回復させる場合、休養として重要なのは「摂取」と「休息」です。
様々な活動により消費した体力を補うべく、食料を摂取し、睡眠により休息する。これが基本パターンとなります。
◆でも、それは基本パターンだから
しかし、ああしかし、現実はそんなに単純ではありません。
食事をすれば胃が拒絶し、睡眠をとっては悪夢にうなされ飛び起きる。会社員であれば珍しい事ではありません。
そんな現実を味わっていたJunoIwamiは、この「休養の基本パターン」を自分用に変えていくことで少しでもましな休養を行い、体力を回復させようと取り組んできました。
<<●2. JunoIwamiの休養項目>>
私の場合、「疲れた~」といって寝床にダイブする前に、メモに書かれた休養項目に少しだけ目を通します。
時間にして1分ほどです。
その「休養項目」は以下の通りです。
・Q.ご希望の休養項目は?
1.睡眠
2.食事(摂取、断食)
3.マッサージ(自己、他者)
4.雑談・相談
5.坐禅・瞑想(静的呼吸法)
6.気功・呼吸法(動的呼吸法)
上記の休養項目うち、1、2、3及び5、6が身体的な回復に効果のある取り組みとして実行しています。
まずは睡眠を起点として、摂取または断食も視野に入れた食事という行為に目を向けます。
意外に思うかもしれませんが、私の場合は断食(だんじき:食事をとらないという行為)の方が内臓の働きがない分、回復が早いケースがあります。
マッサージをおこなうことで自分の体を調整・把握し、時には人にやってもらったりします。
雑談は主に精神疲労に作用する事なので割愛します。
坐禅などの呼吸法は身体および精神の両方を回復させる効果があるため、積極的に取り組んでいます。
◆銭湯という選択の追加
「でかい風呂はいいねえ
まさに人類の英知の結晶、楽園の顕現だよ」と言いたくなります。
湯につかり、水の重みに身を任せると血行が促進され、精神的にもリラックスしてきます。
身体的にも精神的にも効果のある「大きな水に身をゆだねる」という行為。
私の内側から出てくるこの第7の選択肢は、「いざという時の手段」として休養項目に追加されました。
以上のように、休養に対する数種類の選択肢を用意して、スッと自分に投げかけるようにしています。
こうすることで回復のための手段を自分で選び、納得のいく休養を取る事が出来るのです。
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立ち止まっても倒れても、また人は歩き出す 岩見より