大雨キャンプはテントを張ったら即終了!「なにもしない」に感じる豊かさ〜2021年5月駒出池キャンプ場2
大雨と濁流の音に身を浸す岩見です、ごきげんよう。
2021年5月、駒出池(こまでいけ)キャンプ場に向かいました。
2泊3日のキャンプの初日
とても激しい雨のなか、午前中は街に買出し&ランチを楽しみました。
そのときの様子はこちらからどうぞ
一緒にキャンプにいったメンバー
午後はキャンプ場でのテント設営から始まります。
本降りの雨もテント設営の時だけはほとんど晴れる(本当に僅かな小雨)というミラクルも起きた。
まったりなにもせず過ごしたり
散歩に行って大雨で絶賛増水中の川の様子を見ていたりしていました。
もっと自由に時間と心を使って良い。
やることを詰め込むのではなく、やらないことを選び、やれることを楽しむ
楽しくワガママに時間を使い、素直に行動する。
都会での日々を完全に一度外して、リフレッシュできる時間
自分本来の感覚やリズムを整え取り戻していくのを感じました。
真のリラックス、豊かさあふれるリフレッシュを満喫しよう。
目次
駒出池キャンプ場再び
14時ジャスト
再び駒出池キャンプ場に到着です。
チェックインを済まします。
テントの設営場所は午前中に探した場所。
翌日(土曜)は30組のフリーサイト予約が入っているので、なるべく大きく自分たちの場所を確保したいもの。
3人分のテントやタープの配置を確認します。
ミラクル!晴れ間が覗いた隙に設営だ!
3人でタープを張ろうとしたとき、いままで降り続いていた雨がピタリと止まりました。
まさにミラクル!
「今のうちにタープもテントもやっちゃいましょう!」
晴れ間が覗いているうちにダッシュでタープを張っていきます。
こうした共同作業の楽しさはソロキャンプでは味わえないので新鮮です。
あっという間にタープの設営完了です。
初の芝生キャンプは驚愕のペグの打ちやすさ
次は自分のテントを立てていきます。
それにしても、タープもテントもとても楽に立てられます。
というのも、このキャンプ場は芝生のためペグを打つのがもう楽すぎて楽すぎてたまりません。
ペグというのはテントやタープを地面に固定するために使う大きな釘みたいな道具。
普段なら地面に向けて打ち込むためにハンマーや石を使います。
それがもう楽すぎるのでず。
ハンマーなんていりません
足でグイって押し込むだけで良い。
途中で石で止められることもない。
ハンマーを振るう腕がつかれることもない
キチンと打ち込んでおけば余程の強風でも吹かない限りペグが抜けることもないでしょう
ああ、なんて
なんてらくなんだ芝生キャンプ
これは地面がゴツゴツした河川敷キャンプには戻れないかもしれない。
雨の中「なにもしない」をする休憩
テントの設営も概ね終わり。
すると雨がまた降ってきた。
みんなでタープの下で休憩です。
予報を見ると20時くらいまで雨とのこと
わたしと保刈さんはキャンプ用のイスに座り
ものくろさんは自分が持ってきた荷物入れのカーゴ(無印良品のコンテナボックス)にクッションを敷きイス代わりにして座る。
テーブルにも出来る優れもの
おお、カーゴってこういう使い方も出来るんだ。
私も買って使おうかな。
家でキャンプ道具をしまう場所にも出来るしね。
人のやっていることを見ながら、自分でもやれそうなこと、参考にしたいこと想像するのが楽しい。
お互いが気兼ねなくすごすまったりとした時間
この、なにもしない時間が良い。
なにもしないでぼーっと雨音を聞く
ポタポタとたれるしずくを目で追う
「『なにもしない』をやりに来てるんだ」を実感します。
大雨と奔流を感じる豊かな時間
17時すぎ
保刈さんとものくろさんが散歩に行った。
レインウェアのままでフラッといけるのは良いな。
わたしはレインウェアを取り出したり着たりするのが面倒だったので留守番・・・と思ったけど、やることもないので傘を持って別ルートで散歩に行くことにしました。
目的もなくうろつきます。
キャンプ場内を流れる川に到着
激しい雨が川を増水させています。
空気を震わす濁流は
茶色い水の奔流となって轟音を響かせています。
傘をたたき
地面をたたき
草木をたたく大雨の音
それは耳からの情報を強制的に雨音一色に塗りつぶします。
目も耳も今この瞬間にしかない自然がもたらした情報だけに染まる。
誰もいないひとり時間
ひとりだけど孤独を感じない
あらゆるものがここにはある
豊かな一体感が心を満たします。
夕食と語らいと傘探し
18時
よい時間なので夕食にします。
適当に買ってきた乾物と開け
ビールで乾杯です
雨が降り続くなか
とりとめもない会話が続きます。
昼の買出しのときに保刈さんが買ってきた日本酒をいただいた。
これが劇ウマ!
本当に美味しい。
帰りにお土産として買ってかえろうかな。
雨の中の傘探索
そんな中、自分のテントを振り返って違和感を覚えました。
「・・・あれ、傘どこやったっけ?」
さっきまで散歩に使っていた傘がなくなっている
どうやら風で飛ばされたようだ
そういえば広げたままテントの傍においてしまっていた。
周りは暗く
紺色の傘は保護色となってどこにあるかわからない
酒が回った頭でしばらく探す
見つからない
こういうときこそ冷静になれ
指を立てて風向きを感じる
「・・・こっち、かな」
風上のほうに移動する
スマホのライトをつけてあたりを照らす
あった!
10メートルくらい先の木の根元に引っかかっている
急いで回収
傘を閉じてテントの中に入れて再びお酒を飲んで会話に加わる
我ながらバカみたいなことで時間を使ったけど、こんなハプニングも良い旅の思い出になるのです。
1日の終わりを感じる片付けタイム
20時30分
飲んで食べて
語って笑う
そんな時間も終わりとなり、片付けに入ります
ゴミを集め
食器などを洗う
焚き火を消して
灰と炭を炭ツボに入れる
こうした片づけタイムも1日の終わりを感じて面白く、また楽しいのです。
ひととおり終わったら
歯を磨き就寝準備
ああ今日は楽しかった。
大雨の中のキャンプというのも実に豊かだ。
明日は雨も上がり
一日フリーな時間となる
なにをしようか
なにをやらないですごすか
そんな明日を想像する
さあ、眠ろう
明日を楽しみに感じながら目を瞑ります
おやすみなさい
<関連リンクです>
午前中の様子はこちら
お世話になったキャンプ場
この酒が美味しかった!
<一緒にキャンプに行った人>
今回のキャンプの主催者、いつもお世話になっています
手数の多さと抜群の応用力でキャンプの幅が広がるのを感じました